チームの「見えない感情」をいかに観察し、共有するか

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約102分

2/12(土)に開催された『チームの「見えない感情」をいかに観察し、共有するか』のアーカイブ動画です。ゲストは組織内の関係性を深めるオンライン対話サポートツール「 emochan 」の開発を手掛ける株式会社KOUの代表取締役・中村真広さん。『 問いかけの作法 』の知見も交えつつ、感情を起点とした対話を促進する場づくりを探究しました。

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チャプター
00:11 イントロ・登壇者紹介
13:37 本日のテーマについて
23:05 なぜ今「感情」に向き合うのか
37:10 株式会社KOUを立ち上げた背景
43:45 自分の感情と向き合うには
56:40 チームメンバーとの対話をスムーズにするために
01:06:12 ナラティブコミュニケーションの重要性
01:13:02 感情と向き合うメリットとは
01:27:50 対話の場づくりツール「emochan」とは・キャンペーンの紹介
01:37:10 ラップアップ・今後のイベント紹介

今週のポイント
・楽しく仕事をするのは難しい。楽しかったはずの仕事も、「やらなければいけない」に負けてしまうタイミングがある。自分の内側にある「願い」とつながりながら仕事をするには、どうすればいいのだろうか?
・まず、私たち1人1人が感情に振り回されるのではなく、向き合えることが重要だ。
・例えば、普段「出来事」と「感情」はセットとして語られる。しかし、実はその2つの間には「認知」という段階がある。この認知は、より根本的な「価値観」によって成り立っているものだが、これが変わることで生じる感情も変わることになる。
・大切なのは感情を自覚するための内省だ。とはいえ、感情を自覚することは難しい。そのため、「プルチックの感情の輪」などの”ヒント”を活用することが重要だ。
・また、自分だけではなく、身近な人の本当の「声」を聴けているだろうか?
・仕事仲間と、出来事だけではなく感情を共有することが大切だ。人の思考には、論理的一貫性をもとめる「論理-科学的様式」ともっともらしさ(迫真性)をもとめる「物語様式」がある。仕事では前者を用いる時間が多いが、マネジメントは人に伝える仕事だ。論理で武装するのではなく、ナラティブに語る様式が大切になる。

「仕事に私情を持ち込むな!」
そのように上司から怒られた経験のある方は、どれくらいいるのでしょうか。一般的に、企業人は企業人らしく、ビジネスライクなコミュニケーションのあり方がよしとされているように感じます。しかし、共同的な業務の場合、あまりにもチームメンバーの感情が見えないというのも、なんとなくやりづらさを感じるのもの。リモートワーク下ではその影響がより顕著であるように思えます。

今回のイベント「チームの『見えない感情』をいかに観察し、共有するか」では、仕事上のコミュニケーションにおける「感情」との向き合い方をテーマに、対談イベントを行いました。ゲストは中村真広さん(株式会社ツクルバ共同創業者/株式会社KOU代表取締役)。中村さんは、組織において感情を起点に対話を促進するオンラインツール「emochan」の開発を手掛けています。安斎の著書『問いかけの作法』の内容を下敷きとしながら、対話における自分や他者の感情との向き合う方などのトピックについて中村さんに伺っています。

以下の記事でも語られていますが、対話とは、相手の言動の「意味付け」を共有するコミュニケーションです。

対話が生み出す「創造性」の捉え方:連載「創造的対話入門」第1回

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仕事を頼むときは「こだわり」をすり合わせる

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そして、個人の意味づけは、その人の感情や価値観に否応なく左右されます。Lab会員の皆さんには「それでもなぜ対話が重要なのか」という点についてもぜひ考えてもらいつつ、今回のアーカイブ動画を楽しんでいたければ、とても嬉しく思います。

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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttp://yukianzai.com/

株式会社KOU

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