CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの83回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「マネージャーは日記を書くべき!?人の成長と葛藤のメカニズム」をテーマにディスカッションしました。
- ひとくちに「成長」と言っても、人としての成長(価値観の変化・感情)には時間がかかるもの。「早起きするために明日から目覚ましを1時間早くかけよう」ができても、「明日から人の役に立ちたいと思えるようになろう」が難しいことからもわかる。
- 私たちの生活は常に、内的に生まれる動機(衝動)と、外的に求められる価値・制約に挟まれており、葛藤が生じている。この一方を無視してしまうよりも、この葛藤の矛盾のなかで悩み続けることで初めて成長が生まれる。
- とはいえ、矛盾には“いい”ものと“悪い”ものがある。とんちでしか答えが出せないものや、あまりに制約が多すぎるものは、本人が諦めてしまうため“悪い”矛盾だ。
- 人の成長には数ヶ月〜数年単位の時間がかかる。しかし、人は自分ができなかった時の気持ちを忘れてしまいがちで、子供やメンバーに“急な成長”を強いてしまう。
- だからこそ、内省をしたりこれまでやってきたことについて自らの言葉で語ったりすることは重要になる。また、日記をつけておくことも、後から葛藤の最中にいた自分を振り返るうえで有益だ。