組織ファシリテーターとしての「HRBP」の役割

2/19(土)に開催された『組織ファシリテーターとしての「HRBP」の役割』のアーカイブ動画です。今回のテーマはHRBP(HRビジネスパートナー・戦略人事)。本イベントでは、経営・事業・組織の要であるHRBPを、あえて役割ではなく「マネージャーが保有すべき”スキル”」として捉え、ボトムアップ型の組織運営の中で実践する方法を解説・探究します。

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チャプター
00:11 イントロダクション
08:22 本日のテーマについて・チェックイン
16:08 概要解説(1):HRBPとは何か
26:31 概要解説(2):HRBPの役割を遂行する上での課題
33:09 概要解説(3):HRBPが担うファシリテーションの勘所
40:00 補足解説:CULTIBASEにおけるHRBPへのまなざし
47:59 HRBPの実践(1):HRBPを実践知から解釈する
52:48 HRBPの実践(2):情報対称性をとり、意思決定の精度を上げる
59:20 HRBPの実践(3): 分断を編み直し、共に施策を行う
01:09:07 HRBPの実践(4):組織ファシリテーターとしてのHRBPの動き
01:17:45 HRBPの実践(5):これからの「HRBP」
01:22:29 ラップアップ:HRBPと組織ファシリテーション

今週のポイント
・今回のテーマである「HRBP(HRビジネスパートナー・戦略人事)」は、国内外で需要が高まっているものの、未だ十分な知見が溜まっているとは言えない。本イベントでは、登壇者3名の知見を紹介しながらHRBPの役割と実践における勘所を探求する。
・HRBPの役割とは、事業の多角化・人材の多様化により意図せず分断してしまった企業に「背骨」を作ることである。
・企業「背骨」として分断を解消するためには、HRBPは4つの場: ①経営と執行の場 ②執行とマネジメントの場 ③マネジメントとメンバーの場 ④HRステークホルダーの場 で、組織ファシリテーションを行う必要がある。
・全ての場で、対話と施策実行を有機的に循環させるためには、①情報の対称性をとる ②分断の正体を見立て、施策を検討する ③チェンジ・エージェントとして一緒にやる の3ステップが有効である。これは、ファシリテーションの基本サイクル「See(状況理解)」「Plan(活動計画)」「Do(実行支援)」にも通じる。
・それぞれの場で起きていることをメタに認知しながら、変革の担い手あるいは触媒となることで、「善い出来事を共創する」ことができる。
・不確実な現代においては、HRBPは「肩書きや役職」ではなくひとつの「スキル」として捉えられるのであり、組織ファシリテーターとしての必須スキルと言えるのではないか。

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株式会社MIMIGURI リサーチャー/ファシリテーター

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士前期課程修了。立教大学大学院経営学研究科博士後期課程在籍。人と組織の学習・変容に興味を持ち、組織開発が集団の創造性発揮をもたらすプロセスについて研究を行っている。共著に『M&A後の組織・職場づくり入門:「人と組織」にフォーカスした企業合併をいかに進めるか』がある。

ECコンサルティング業デザイナー→アパレル小売業Webマスター→在京民放テレビ局番組Webサイト制作・運用→地域商社プロジェクトマネージャー→Slerプロデューサーを経てMIMIGURI(旧DONGURI)に入社。クライアントワークの開発プロジェクトにおける設計や進行に加え、組織開発・推進のプロジェクトに従事し、自社ではプロジェクトマネジメントの体系化と組織浸透を目指し、全社プロジェクト品質の底上げやアジャイル推進を進めている。

ファシリテーター

早稲田大学商学部卒業。規模/業態の異なる複数の組織において、人事やコンサルタントとして業務に従事。チェンジ・エージェントとして組織変革のファシリテーションを実践してきた。MIMIGURIでは個人と組織が自らの「story writer」となり、自分や自分たちの物語を紡ぐ機会を演出する組織・事業開発、イノベーションプロジェクトのPMとファシリテーションを担当している。

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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