6/6(火)に開催した「【リニューアル記念LIVE】新たに始まる “番組シリーズ” とは?今後のCULTIBASEはここが変わる!」のアーカイブ動画です。CULTIBASE Labでは5月より試験的に、執筆中の書籍の内容をもとに議論する「公開出版会議」や、「注目概念の理論解説」を行なうイベントなどを開催してきました。6月からは「番組シリーズ」の枠組みを設け、上記のようなシリーズに加え、さまざまな番組をお届けします。今回のリニューアル記念LIVEでは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同社リサーチャーの東南裕美が登壇し、変更になる部分のお知らせや、各番組シリーズのご紹介を行いました。
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「【リニューアル記念LIVE】新たに始まる “番組シリーズ” とは?今後のCULTIBASEはここが変わる!」のチャプター
09:52 CULTIBASEの変遷
17:39 チェックイン:あなたがCULTIBASEに感じている魅力は?
24:10 CULTIBASEがつくりたい世界観
43:05 新たに始まる番組シリーズとは?
01:06:34 チャットでチェックアウト:これからのCULTIBASEに期待すること
「【リニューアル記念LIVE】新たに始まる “番組シリーズ” とは?今後のCULTIBASEはここが変わる!」のポイント
- CULTIBASEリニューアル後の第一回目のイベントである今回は、CULTIBASEの変遷や、CULTIBASEがつくりたい世界観、新たに始まる番組シリーズについて安斎、東南が語った。
- MIMIGURIに研究開発本部が発足されたり、組織編成が変化してきたりする中で、CULTIBASEの編集長という肩書だった安斎はその肩書を外し、副編集長だった東南はリサーチャーという立場でCULTIBASEに関わることになった。安斎は、これまではファシリテーションやマネージメント、問いを軸に研究をしてきたが、これからはより組織文化やそのデザインを探究し新しい専門性にしたいと述べる。東南は、組織開発の研究を引き続き行いつつMIMIGURIでは組織学習論、組織変革論の研究に注力したいと語る。
- CULTIBASE Labの前身は、2017年12月に立ち上がったオンラインサロンWDA(ワークショップ デザイン アカデミア)であり、その後2020年8月にメディアサイトのCULTIBASEがリリースされた。2021年の4月にCULTIBASEとWDAが統合する形でCULTIBASE Labが生まれた。
- 安斎は改めてCULTIBASEのスタンスを再考した際に、経営学やビジネス論、組織論が「軍事的世界観」に基づいてつくられていることへの疑問提起を行い、「冒険的世界観」という新しいパラダイムにつくり直す支援ができるのではないかとメタ認知をしたと語る。
- 安斎は、軍事の実践知で培われた「軍事的世界観」自体を否定したいのではなく、職場環境、ビジネス環境が大きく変化し個々人のキャリア感も会社中心から人生中心のものへとシフトしている際に、「冒険的世界観」の中にうまく軍事的な知見を取り込みつつ冒険をやってくことが大事だと主張する。
- 企業においては、理念や事業目標の達成がともすれば重視されがちで一人ひとりの自己実現が見落とされる傾向にあるが、とはいえ前者を劣後し後者の優先度をあげればいいわけではないと安斎は語る。これらを高度に両立するファシリテーション型マネジメントをCULTIBASEとしては重視したいと述べた。
- 続いて、話題がCULTIBASE Labの運営変更に移った。これまで毎週土曜日の10:00-11:30に行っていたが、毎週火曜日 20:00頃配信(番組により曜日・時間が異なる)という形に変更になり、また番組ごとにテーマを設定しシリーズ化がされることになった。配信はライブまたはサイトでの動画配信という形になり、アーカイブ動画はこれまで通り公開される。
- 番組ラインナップとしては、企画中の最新書籍について企画プロセスを開示し視聴者とともに書籍を作り上げる番組「公開出版会議」。また、特定の概念定義を理解し尽くす番組「注目概念の理論解説」(番組名未定)や組織に関する知を切り開く研究紹介「文献紹介」(番組名未定)などがある。その他にも、経営観のパラダイムシフトに迫る番組や、リーダーの葛藤・矛盾に迫る番組、アーカイブコンテンツの解説番組などが順次公開される。