今回の動画は、『現実はいつも対話から生まれる』(ケネス・J・ガーゲン/メアリー・ガーゲン著)という書籍を紹介しながら、本書のメインテーマである「社会構成主義」という考え方について解説を行なっています。
「社会構成主義」という言葉については、聞いたことのある方も聞いたことのない方もいらっしゃるかもしれませんが、ワークショップやファシリテーションを行う上での基盤となる考え方です。
ただ、ちゃんと理解をしようとするとなかなか理解が難しい考え方でもあるため、一人で社会構成主義について勉強しようとするにはなかなかハードルが高いと思います。
そこで、この動画では、実際に社会構成主義的な営みが行われている事例や、社会構成主義”ではない”考え方との比較を通して、「社会構成主義」への理解を深めていきます。
この考え方を理解することで、「なぜワークショップが有効なのか」「なぜ対話が重要なのか」ということへの理解にも繋がってくるかと思います。
商品開発、人材育成、学校教育、組織開発…領域問わず、ワークショップやファシリテーションを実践される方全員に見ていただきたい動画ですので、ぜひご覧くださいませ。
■チャプター
0:18 ワークショップ/ファシリテーションをやる人全員にとって必読な理由
1:18 そもそも社会構成主義とは何か?
2:47 「社会的に構成される」とはどういう意味か
4:36 社会構成主義の仮想敵:実証主義・個人主義
4:42 実証主義と社会構成主義の比較
6:21 個人主義と社会構成主義の比較
10:03 コミュニケーションの中で現実が構成される例
11:34 組織開発でどのように社会構成主義の考え方が取り入れられているか
14:17 商品開発でどのように社会構成主義の考え方が取り入れられているか
15:40 伝統的な学習観と社会構成主義的な学習観
16:40 ワークショップは問題を解決したり新しい意味を生み出す営み
19:27 社会構成主義の考え方が広まることでワークショップの価値が生まれる
20:24 余談:2019年の組織学会にガーゲン、来たる!
■書籍概要
現実はいつも対話から生まれる
著者:ケネス・J・ガーゲン、メアリー・ガーゲン
監訳:伊藤守 翻訳統括:二宮美樹
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
https://www.amazon.co.jp/dp/4799323563