新たな事実は、推し合う文化から生まれる?──新規事業を「評価する側」のアップデート

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約58分

【こんな方におすすめ】

  • 新規事業の立ち上げに携わる方
  • 新規事業を生み出す仕組みや組織づくりに関心のある、経営・マネジメント層、企画系部門や人事部門の方

新規事業が”実る”組織は、そうでない組織と、何が違うのでしょうか。

「アイデアを提案しても、なかなかそれが評価されない」
「チャレンジしろと言われても、損をするのが目に見えている」

新規事業開発を担当する若手の多くがこぼしがちなのが、こうしため息。
一方で、経営・マネジメント層に目を向けると、

「社員から積極的な提案が出てこない」
「主体性のある社員ほど早く転職してしまう」

など、まるで若手のアイデアなど見えていないかのようなコメントが散見されます。

アイデアによって組織を良くしたいと思っている気持ちは同じのはず。
にも関わらず、こうしたすれ違いが起こるのはなぜなのでしょうか。

2024年5月17日に発売された小田裕和による書籍『アイデアが実り続ける「場」のデザイン』では、こうした問題の原因を「組織の構造」の観点から捉え、「組織の中でアイデアが育ち、実るような”土壌”をいかに耕していくか?」というテーマで論じています。

本番組では『アイデアが実り続ける「場」のデザイン』の中に収録された、8名の豪華ゲストとの対談の模様を順次お届けします。第3回となる今回のゲストは、株式会社MIMIGURI代表取締役Co-CEO・安斎勇樹。新規事業において適切な「評価」が行われる土壌づくりの観点から、「”評価される側”のポテンシャルを発掘し、応援し続ける関係性づくり」の話題を中心に語り合いました。

※本対談は書籍執筆中に行われ、スライド等の情報はその時点のものであることをご留意ください。

[チャプター]

00:11 組織における新規事業の”評価者”について考える
15:18 ポテンシャルを見抜く力を獲得するには?
23:55 教育・学習における”育成のための評価”について
29:27 メンバーのポテンシャルを信じ続けるために何が必要か?
41:23 ”推し”が増えるコミュニティづくりの重要性

[今後の配信スケジュール] ※以下敬称略

第1回
「やればやるほど疲弊していく」──新規事業の「土」を汚染するもの
ゲスト:守屋実(新規事業家)

特別回|イベントアーカイブ
新たな事業が生まれ続ける組織のつくり方
ゲスト:宇井吉美(株式会社aba 代表取締役CEO)、守屋実(新規事業家)

第2回
「失敗が組織の土壌を豊かにする」──新規事業を育む「発酵」
ゲスト:ドミニク・チェン(早稲田大学文学学術院教授)

第3回
新たな事実は、推し合う文化から生まれる?──新規事業を「評価する側」のアップデート
ゲスト:安斎勇樹(株式会社MIMIGURI 代表取締役 Co-CEO)

第4回
イノベーションを”連打”するために必要なのは?──新規事業と「学習する組織」
ゲスト:名和高司(京都先端科学大学大学院教授/一橋大学ビジネススクール客員教授)

特別回|イベントアーカイブ(9/2公開)
組織のアイデアを枯らす負のスパイラルとは?

第5回(9/3公開)
アイデアが「やってくる」ためには?──「中動態」と「ソース原理」から考える
ゲスト:山田裕嗣(株式会社令三社 代表取締役)

第6回(9/17公開)
「ある」があふれる世の中で、新しい価値をつくる──新規事業と「価値の格」
ゲスト:徳谷柿次郎(株式会社Huuuu代表取締役)

第7回(9/23公開)
「課題に恋をして、意志を持った愛に変えていく」──新規事業に不可欠な”課題のストーリー”
ゲスト:佐渡島庸平(株式会社コルク代表取締役社長)

第8回(10/1公開)
「助けて」に自分を開く──アイデアが生まれる「場」
ゲスト:横石崇(&Co. 代表取締役/プロジェクト・プロデューサー)

[書籍の詳細・ご購入はこちら]
アイデアが実り続ける「場」のデザイン 新規事業が生まれる組織をつくる6つのアプローチ
https://www.amazon.co.jp/dp/479818375X

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出演者

株式会社MIMIGURI デザインストラテジスト/リサーチャー

千葉工業大学工学部デザイン科学科卒。千葉工業大学大学院工学研究科工学専攻博士課程修了。博士(工学)。デザインにまつわる知を起点に、新たな価値を創り出すための方法論や、そのための教育や組織のあり方について研究を行っている。特定の領域の専門知よりも、横断的な複合知を扱う必要があるようなプロジェクトを得意とし、事業開発から組織開発まで、幅広い案件のコンサルテーション、ファシリテーションを担当する。主な著書に『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』(共著・翔泳社)がある。

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttp://yukianzai.com/

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