5/21(土)に開催された『現代組織におけるマネジメントの役割を捉え直す:マネージャーが向き合う4つの命題が生む矛盾とは?』のアーカイブ動画です。マネジメントの複雑さを紐解きながら、マネージャーが向き合うべき「4つの命題」とその「矛盾」を探究。また、時代の変化とともにおきた”マネジメントのパラダイムシフト”についても解説しました。
チャプター
00:11 イントロダクション
08:08 本日のテーマについて・チェックイン
15:30 マネジメントの4つの命題とは何か
29:47 なぜマネジメントは難しいのか
43:55 4つの命題にいかに向き合うか
48:50 なぜマネジメントは難しくなったのか
59:41 マネジメントのパラダイムシフト
1:11:27 新・パラダイムのサバイバル方法
01:26:46 ラップアップ・今後のイベントについて
今週のポイント
- マネージャーが向き合うべき対象は、大きく4つの命題:①事業ビジョン ②個人キャリア ③目標達成状況 ④人員リソースに整理できる。
- 1つの命題に注力するだけでは、モグラ叩き的に課題に対処することしかできず、それぞれの命題に向き合う中で生まれる矛盾*を両立できない。そのためマネージャーは、4つの命題を体系的に学ぶ姿勢が求められている。
*例:事業ビジョンを達成しつつ、個人のキャリア実現を支援するには?
人員リソースを圧迫しすぎずに、事業目標を確実に達成するには? - ミナベは、マネジメントが複雑化した背景として、マネジメントにおきたパラダイムシフトを指摘する。旧パラダイムでは、ほとんどの企業が①市場の占有 ②画一的総合職 ③行動指令目標 ④新卒大量採用 によって4つの命題を乗り越えていた。このフレームの中では、「飲みニケーション」を中心とした愛社精神を育む施策によって企業が存続していた。
- しかし、時代環境の変化と共に旧パラダイムは限界を迎えた。現代のマネージャーが向き合うべき命題は、企業の存続を最優先にしたものから、企業の存続”と”個人のあり方に目を向けた、人的資本経営へと変化している。
- こうした中で、マネージャーたちは今、性質の変化した命題が孕む、未解読の4つの矛盾(事業の矛盾・未来の矛盾・人材の矛盾・現代の矛盾)に向き合う必要がある。
- 最後に、4つの矛盾を乗り越えサバイブしていくためのキーワードを解説した。今後も、矛盾に対するマネジメントの方法論や提言、研究を編み込みながら、現場のマネージャーの武器となる知見を積極的に発信していく。
本イベントの続編となるイベントが公開されました。
「課長」クラスのマネージャーの役割に着目し、時代とともに変化する現場マネジメントの難しさと乗り越え方を解説しています。
「課長の教科書」を書き換える:新たなパラダイムで現場マネジメントはどうなる?
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