CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの134回目では、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「なぜ組織に“関係性“の課題が増えているのか?マネジメントの2つの選択肢」というテーマでディスカッションしました。
『現代環境における“組織変革“の意味合いの変化』の概要
- 今回のマネジメントラジオでは、組織変革がなぜ必要なのかについてディスカッションがなされた。ミナベは、“組織変革“というと一般的には組織がうまく立ち行かなくなってから取り組むものというイメージが持たれていると語る。
- しかし、外部環境や個々人の価値観が大きく変化しており、市場としても常に右肩上がりではなくなった現在、組織変革を日常的に行われている状態こそがあるべき姿なのではないかとミナベは語る。
- 安斎は組織を人の身体に例え、病気になってから大きな外科手術をするよりも、健康状態を保つために常日頃から様々な習慣を試したりストレッチや運動を取り入れたりすることが大事なように、組織においても日常的にメンテナンスが必要だと語る。
- MIMIGURIの研究パートナーである経営組織論研究者・安藤史江氏は、著書『組織変革のレバレッジ: 困難が跳躍に変わるメカニズム 』においてこれまでの組織変革の第一ステップが「このままだとまずい」という危機意識だと指摘しているが、現代の外部環境変化による小さなリスクが散発する状況においてはより実験的に改善できる体質にしていくべきだと安斎は語る。
- 組織変革のフレームワークは、1980代に多く提案されているが、その背景にはIT化による変化が大きいのではないかと安斎は指摘する。その当時はIT化に対応しながら広大な市場に対してどう攻め込んでいくかというミッションが明確で、組織変革も合わせて行うべきという認識が生じたのではないかと語る。
- 一方で、現代は80年代のように陣地をどんどん拡大していくというよりは、限られた資源を有効活用しつつ、うまくいっているときこそ小刻みに変化し続けることが大事なのではないかと安斎は述べる。そのため、組織変革の持つ手術的なイメージをなくし、生命体に寄り添いながら新しいしっくりくる感覚を探っていくあり方をCULTIBASEとして提示していきたいと締めくくった。
- こうした背景も踏まえて、6月27日の無料ウェビナー「新時代の組織づくり」ではどのようにこれからの時代に合った組織づくりをするかについて、安斎が体系的に語る。
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ラジオ内で話題になった無料オンラインイベント『新時代の組織づくり』(6月27日 12:30開催)について詳細は、以下ページからご覧いただけます。
本イベントでは、組織の創造性のマネジメントについて長年研究してきた安斎勇樹が「新時代の組織づくり」の本質について読み解き、多様な人材と組織から事業成果を最大化させる新しい方法論について、最新の研究知見と350社以上の大企業およびメガベンチャーを支援してきた実践事例に基づいて体系的に解説します。
経営者や管理職の方はもちろん、人事担当者の方にもおすすめです。
無料公開イベントですので、CULTIBASE Lab会員以外の方もご参加いただけます。ぜひお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください!
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