CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの103回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「事業と組織の構造、一致してますか?現場を円滑に回す組織デザイン」をテーマにディスカッションしました。
- 前々回・前回に引き続き、マネージャーが「WHYなきタスク指令マネジメントを抜け出す」ための鍵を探る。今回は3つ目のヒントとして、事業と組織の構造を一致させる組織デザイン論について語っていく。
- ロードマップの目標を達成する実行役は組織であり、組織のデザインがうまくいかなければ、目標の達成はうまくいかない。組織デザインにおいて、事業構造と組織構造を一致させることが大切だとミナベは言う。
- バッドパターンとして、1つの目標をチームで目指そうとしているにも関わらず、目標の75%を営業が持ち、25%を開発が持つといった分担をする事例が散見される。これでは、チームや担当者がコミットする目標がわからなくなったり、開発が制作できない発注を営業が獲得してきたり、発注から納品までのリードタイムが長くなったりと、様々な問題が発生する。本来は営業と開発の両方をチームや担当者が担当し、目標と組織が一致した状態をつくるべきだと指摘する。
- 目的は1人で達成できるわけではなく、KPIツリーのような形で分担をすることになる。その時に「事業のKPIツリーの分担」「担当するKPIの役割」「役割のワークプロセス」が一致している組織にすることが重要である。
- 大きな組織になればなるほど、事業構造と組織構造が一致しないことが多く、組織構造上の負債が積もっている状態になる。一致させるために、事業責任者のみならず、事業構造を組織構造に落としこめているかに注視する人が存在することが重要だと言う。
- 直近3回で語った、「ビジョンの制定」「ビジョンへのロードマップの明確化」「ロードマップを実現する短期の事業目標と組織構造の一致」は、どんな規模の組織でも、考える必要があると言う。
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