CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの130回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「先生、GPT-4どうやって使ってますか!?」というテーマでディスカッションしました。
『先生、GPT-4どうやって使ってますか!?』の概要
- 今回のマネジメントラジオでは、昨今話題のChatGPTをテーマに研究や業務でどのようにAIを用いるかについて話された。ミナベはChatGPTのサブスクリプション契約を行っていると語り、組織学習についての問いかけを行うとそれなりに良い答えが返ってくると述べ、研究者の界隈でも有効活用されている人が多いのではないかと語る。
- 安斎もサブスクリプション契約をしていると述べ、物事を考えるときに頭の中で閉じずに紙とペンが書きながら考えた方が思考が外化されてはかどるといったアナログ的な思考法があるが、これが拡張された感じだと語る。
- また調べ物をする際は、*レビュー論文探しによく使っていると語り、特定の領域の論文を効率よく探す際には、自分で一つ一つ検索して読むよりも時間が短縮されると語る。さらに、難しい理論や哲学の話は「高校生にわかりやすく教えてほしい」と伝えることで乱暴ではあるがわかりやすく説明するヒントになると述べる。
*特定のテーマに関する研究論文などの著作物の概要や評価をまとめて記述した論文 - このように様々使い方はあるが、安斎は思考の切り口探しとして使うのが最も役立っていると語る。たとえば問いのデザインのパターン化をしたいと考えた際に、自分の考えが6割程度まとまった段階で壁打ち的に入れて得られたものを自分で練り直すといった往復の作業をすることで納得感にたどり着くまでの速度があがったと述べた。
- また、ChatGPTを有効活用する際にはインプットやフィードバックが重要だと述べる。自分に関する公開情報をインプットしたり、得られた回答に対して「理想論ではなく批判を恐れずに賛否巻き起こすような回答にするとしたら?」とチューニングを挟むなど、ラーニングを重ねてもらうことでより求めている回答が得られやすくなったと述べる。
- ミナベは、ChatGPTを使うことで文章のアウトプットの速度が上がったと述べる。これまでは日本語のてにおはのような細かい部分の微調整が苦手で時間を使っていたが、ChatGPTに依頼することでその手間がなくなったと述べた。
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