組織の対話力を支える“見えない筋肉”の鍛え方|CULTIBASE Radio|Management #113

組織の対話力を支える“見えない筋肉”の鍛え方|CULTIBASE Radio|Management #113

/約33分
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「組織の対話力を支える“見えない筋肉”の鍛え方」の概要

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの113回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「組織の対話力を支える“見えない筋肉”の鍛え方」をテーマにディスカッションしました。

  • CULTIBASE Radioは、Management以外にも、Facilitation・Design・Playfulといったテーマが存在している。
  • その中でも、Facilitation Radioのホストであり、MIMIGURIのファシリテーション・ドメインのマネージャーである渡邉は、最近、企業や経営に対するファシリテーション論をアップデートする試みを続けている。今回は、渡邉に言語化してほしい内容を扱う。
  • MIMIGURIでは、「対話」を大切な概念に据えている。ミナベは、改めて「対話」の実践は、概念の捉えどころがなく、難しいという。
  • 組織内のコミュニケーションにおいては、一人ひとりの前提が異なっていることを理解することがまず重要だとミナベは言う。そのためHow(具体的な取り組み)レベルの合意形成だけではなく、前提をすり合わせる対話が最初のステップとして必要だとミナベは述べる。
  • その際、自分をメタ認知して言語化しアウトプットしたうえで、相手からフィードバックが入ることを認識しておくことがポイントだと言える。
  • そもそも、自分の前提がわかっていない場合が散見されると安斎。VUCA時代に「わからない」状況が当たり前となり、「わからない」状況は、人が感情に向き合う回路を閉じさせてしまうと言う。
  • そうならないように「わからない」状況にある自分の感情と向き合い、言語化することが対話のスタートラインに立つためには重要なのだと安斎は言う。そのために手段として、傾聴や問いかけが必要なのだと語る。
  • 自己内省・前提の開示・問いかけといった対話のための“見えない筋力”は、凝りやすく衰えやすい。対話の場を開き続け、対話に使う“見えない筋力”をストレッチしトレーニングすることを続けるとよいのではないかとミナベは提案する。
  • 渡邉のCULTIBASE Radio Facilitationで、どのようにやるかを言語化してほしいと安斎とミナベは要望を伝えて、今回のラジオを締めくくった。

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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttp://yukianzai.com/

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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