「他者の“術・癖・凝り”を鑑賞し、活かす技法」の概要
CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radioファシリテーションの37回目では、株式会社MIMIGURIのFacilitator/Art educatorである臼井隆志と、大阪成蹊短期大学 幼児教育学科 講師の北野諒さんをゲストに迎え、「他者の“術・癖・凝り”を鑑賞し、活かす技法」をテーマにディスカッションしました。
- 前回に引き続き、今回は「対話型鑑賞」や「批評」の観点から、いかに「術」「癖」「凝り」を探り活かしていくのかに迫ります。
- CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radioファシリテーションの37回目では、株式会社MIMIGURIのFacilitator/Art educatorである臼井隆志と、大阪成蹊短期大学 幼児教育学科 講師の北野諒さんをゲストに迎え、ついて深めていく。
- 組織ファシリテーターは、「術」「癖」「凝り」を見出して活かすことが重要ではないかと臼井は言う。
- 前段のイベントにて「対話型鑑賞」と「批評」のキーワードが出た。ここに、「術」「癖」「凝り」を見出して活かす技法が潜むのではないかと臼井は言う。
- 「対話型鑑賞」は、一般的にはアート作品を対象として、対話を通して複数人で解釈を編み上げていく活動のことを指すが、北野さんは、アートだけではなく、身の回りの様々な事象を対象にすることも可能だと言う。
- 「批評」には、批評家・佐々木敦氏によると「紹介・観察・分析・敷衍」の4つのステップが存在すると言われている。これらを踏まえて、「対話型鑑賞」と「批評」には類似点があると臼井は言う。
- こうした「対話型鑑賞」や「批評」のプロセスを通して、相手の「術」や「癖」を見出し活かせるのではないかと臼井は言う。
- 北野さんはその意見に同意しつつ、「人」の「鑑賞」をする時に、「鑑賞の対象の選定」と「侵襲性が高まらないようにすること」の2つの難しさがあると言う。
- 難しさを乗り越えるために、対象を「人」そのものではなく、「人が出したアウトプット」にするといいのではないかと北野さんは言う。多義的な比喩表現を間に挟むことでも、難しさを乗り越えることができるかもしれないと、二人は述べる。
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