創造性の種としての“術”と“癖”、そして“凝り”|CULTIBASE Radio|Facilitation #36

創造性の種としての“術”と“癖”、そして“凝り”|CULTIBASE Radio|Facilitation #36

/約20分

「創造性の種としての“術”と“癖”、そして“凝り”」の概要

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radioファシリテーションの36回目では、株式会社MIMIGURIのFacilitator/Art educatorである臼井隆志と、大阪成蹊短期大学 幼児教育学科 講師の北野諒さんをゲストに迎え、「創造性の種としての“術“と”癖”、そして”凝り”」をテーマにディスカッションしました。

  • CULTIBASE Labのイベント「組織の他者といかに出会うか:批評から創造を生むファシリテーションの術(すべ) 」を踏まえて、北野さんが「術と癖」のnoteを公開。臼井と北野さんで、イベントの後日談として、「術」「癖」「凝り」をキーワードに深めていく。
  • イベント内で臼井と北野さんは、「術」を目的達成のために意識的に行う技能だとした。「術」を見出すために、思わずやってしまう言動の「癖」を、他者からのフィードバックを通して探り、「術」にしていくとよいのではないかと考えた。
  • 北野さんはイベント後に改めて思考し、実は「癖」は凝り固まったもので、解きほぐし操作可能性を高めることで、「術」に発展するのではないかと考えたと言う。
  • 「癖」が「術」になることと逆のベクトルで、「癖」がより凝り固まることで、自分の中で固定観念化した「凝り」になると北野さんは言う。コアになる考え方と捉えることもでき、必ずしも悪いものではないと話す。
  • ファシリテーションは、人や組織の「凝り」を観察しほぐして、「癖」や「術」にしていく営みなのではないかと北野さんは言う。
  • 精神医学の観点から、アーティストが抱える精神の状態や障がいが、作品にどう寄与したかを分析する「病跡学」という学問がある。病気のレベルで発現した「凝り」が、どう創造性に繋がったかと考えられると北野さんは話す。
  • 次回は、どう他者が「術」「癖」「凝り」を探るのかについて深めていく。

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組織の他者といかに出会うか:批評から創造を生むファシリテーションの術(すべ) 

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出演者

学生時代から現代美術家や劇作家らと協同し、幼児から中高生、大人までが関わるアートプロジェクトのプロデュース、ファシリテーションを担ってきた。MIMIGURIでは主にワークショップを通じた組織文化開発や人材育成の教材開発を担当している。

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