CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの39回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「イノベーションにおける「リサーチ」のこれから」をテーマにディスカッションしました。
- 安斎・小田による新刊『リサーチ・ドリブン・イノベーション —「問い」を起点にアイデアを探究する』が、4月20日発売!購入はこちらから。
- これは、ミミ&グリが行ってきたイノベーションやアイデア発想の方法をまとめた本。昨今のイノベーション理論で二項対立で語られがちな「外から作るか、内から作るか」という議論を脱し、「リサーチ」という観点から捉え直す。
- この本を執筆することになるきっかけには、2015年から協働しているマーケティングリサーチ会社・株式会社インテージとのプロジェクトがある。
- そこではデータを見たからといって、主体性が失われるわけではなかった。なぜなら、データを見るときに「明らかにしたい何か」があったり「提案したい何か」があったりしたからだ。
- これは、「外から」だけでも「内から」だけでもなく、研究者がやっているような探究的な“リサーチ”の感覚と近い。
- また、デザイナーのやっているリサーチメソッドも、もっと幅広く使えるはずではないだろうか?書籍では、リサーチを単なる「調べる」という意味づけから解放し、拡張していくことで、イノベーション理論の起点として位置付けていく。