部下を育てられない若手マネージャーのパターン別攻略法|CULTIBASE Radio|Management #34

部下を育てられない若手マネージャーのパターン別攻略法|CULTIBASE Radio|Management #34

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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの34回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「部下を育てられない若手マネージャーのパターン別攻略法」をテーマにディスカッションしました。

  • 特に若いベンチャーなどでは、「若いまま、自分より優秀だったり経験があったりするメンバーをマネジメントしなければいけない」という状況が生まれることがある。このとき課題となりやすいのが、人材育成である。
  • マネージャーのタイプによって、3つのケースが考えられる。以下では、それぞれの特徴とバッドパターン、そして対処法を紹介する。
  • ①「人」向かい人材
    【特徴】コミュニケーションを大事にするためメンバーの好感度は高い。
    【バッドパターン】「コト」に向かうことが苦手であるので視座を上げたコミュニケーションができず、メンバーの長期的な成長につながりにくい。
    【対処法】「コト」やWHYについてすり合わせをし、「そういう考え方もあるのか」と気づいてもらうことが重要。
  • ②「モノ」向かい人材
    【特徴】プレイヤーとして能力値が高い場合が多く、効率的な業務プロセスが伝承されやすい。
    【バッドパターン】自分の体験や質をいかにメンバーに教えるかということに集中しがちであるので、結果として職能的ピラミッドが生まれ、面白いことが起きなくなってしまう。
    【対処法】メンバーのポテンシャルを発揮させるような場づくりを一緒に考えることで「重要なのは完全継承ではなく同じような成果を出せるようになることだ」とリフレームさせることが重要。
  • ③「コト」向かい人材
    【特徴】非常に優秀で、大抵のことは自分1人でWHYとHOWを往復できる。高い視座を持っている場合が多いので経営者からすると頼もしい。
    【バッドパターン】HOW依頼製造装置になることが多く、メンバーの疲弊が起きやすい。また、メンバーに対して「ちゃんとWHY考えて」「ちゃんと自分から相談にきて」とマッチョ的な思考になることが多い。
    【対処法】例えば、子会社などにアサインをし、メンバーと向き合わないといけない状況をつくることが重要。
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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttp://yukianzai.com/

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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