子育てに学ぶ、ミドルマネージャーの葛藤の乗り越え方|CULTIBASE Radio|Management #78

子育てに学ぶ、ミドルマネージャーの葛藤の乗り越え方|CULTIBASE Radio|Management #78

/約26分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの78回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「子育てに学ぶ、ミドルマネージャーの葛藤の乗り越え方」をテーマにディスカッションしました。

  • 年末は、子供と遊んだり大掃除をしたりと、1日ごとにスケジュールを立てて家族との時間を多く過ごしたミナベ。一方で、自分の時間もしっかり確保しており、多くの本を読んだと言う。
  • 以前は、「子供と遊ぶと、気力が尽きて何もできなくなる」ことがほとんどだったが、最近は体力(HP)こそ減ってきていても、気力(MP)が増えてきている実感があると言う。
  • 親の発達過程と、マネージャーの発達過程には通じるところがある。親も、最初は絵本の読み聞かせにすら「やるぞ!」と肩に力が入ってしまうものだし、マネージャーも最初は「いいマネージャーになるぞ!」と過度に気合が入ってしまう。このようなマネジメントは、結果的にメンバーから「重い」と思われてしまうことになる。
  • この“肩に力が入る感じ”を、どうすればアンラーンできるのだろうか。子供がぐずって寝ないときにも、「音楽をかければいいらしい」「枕がよくないらしい」と技術的な問題にフォーカスするのではなく、ただ「そうかそうか」と自然体で抱っこしてあげることが大切だったりする。
  • 発達の過程で、子供は家庭や学校を通じて、親や社会との関係性を学んでいく。そう考えると、社会人の1年目は社会との関係性を一気に身につけ直す時期だと捉えることもできる。そして、その際に、まず出会うのがマネージャーだ。
  • もちろん大人という役割を担うものとして、親が子供を受容することは大切だ。しかし同時に、子供を1人の人間として尊重していることも、同じくらい大切である。マネージャーの壁は、人としての壁だ。親としても、マネージャーとしても、受容と尊重の両立が大切となる。
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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttp://yukianzai.com/

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