CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio プレイフルの1回目では、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と立教大学経営学部 准教授でありMIMIGURIリサーチャーでもある舘野泰一が、「“遊び”が持っているエネルギーと魅力」をテーマにディスカッションしました。
- CULTIBASE Radioに新チャンネル・Playful ラジオが登場。MIMIGURI Co-CEO安斎と、立教大学経営学部の准教授でありMIMIGURIリサーチャーでもある舘野でお送りする。2人はそれぞれ山内研、中原研に所属しながら大学院生時代をともに過ごした仲。ワークショップや「遊び心」をキーワードに実践・探求してきた。
- 現在はリーダーシップ教育が主な研究テーマの舘野さんだが、その根底には重要な概念として「Playful」が横たわっている。それは、人が学び、成長する場にはPlayfulな要素が必要だからだ。
- 大学院生時代に二人が実施したワークショップに「15の夜ワークショップ」というものがある。学部生を対象としたヒアリングが目的で、当初は、モチベーショングラフを描いてもらう、というシンプルな構成だったが、二人の遊び心がきっかけとなり開始1時間前に内容が大きく変わることになった。
- たまたま開催日が15日の夜だったことから付けられた「15の夜」という名前だったが、実際に尾崎豊の「15の夜」を聞いてみると、歌詞がそのままワークショップの枠組みとして使えそうだと気づいたのだ。結果として、ワークショップは「15の夜」をみんなで視聴するところから始まり、モチベーショングラフは「尾崎’s 4 step」という活動になった。
- たびたびCULTIBASEでも登場している通り、目的から逆算するのではなく、ツールを目的として取り扱うこのような態度は「野生の思考」「ブリコラージュ」と呼ばれるものだ。Playfulは掴みどころが難しい概念だが、このチャンネルでは引き続きその輪郭を捉え、価値を考えていく。