多角化経営の方策(3)ワークショップ型組織|CULTIBASE Radio|Organization Design #13

多角化経営の方策(3)ワークショップ型組織|CULTIBASE Radio|Organization Design #13

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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio 組織デザインの第13回目は、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「多角化経営の方策(3)ワークショップ型組織」というテーマで語りました。

『多角化経営の方策(3)ワークショップ型組織』の概要

  • 事業多角化と人材多様性に付随するハードルを乗り越えるための組織デザインをテーマにした企画。前々回は企業理念に基づきシナジーを生み出すことの必要性について、前回はオールフォーワンでちゃんと協力し合う文化体制を作るための分散と修繕について解説された。
  • では組織全体までちゃんと分散と修繕の磨き上げをしながらオルフォーワンで向き合える状態とはどのような組織だろうか?今回はワークショップ型組織について解説する。
  • 数千人規模になると、初期フェーズのときのように車座になって対話すれば全てコンテクストがすり合って協力関係が築き合える、という状態を実現するのは難しい。
  • とはいえ重要なのは、経営陣と同じ程度に目的をちゃんと磨き込むことが大切だと語り、目的は形骸化しないようにそこに魂をしっかり込めていくべきだと述べる。そのためには、情報統制をするのではなくなるべく情報開示をしていく姿勢が必要だとミナベは語る。
  • しかし情報開示をすればするほど、メンバーが情報の渦に飲み込まれ取捨選択できない状態が発生しがちだ。その際はすべての情報にキャッチアップしてもらうわけではなく、情報が様々ある中でチームにおいて優先すべき情報はこれであると定義し目的に応じて集中すべき情報を提示してあげることが大事だと語った。
  • 開発においても、昨今ウォーターフォール型ではなくアジャイル開発に注目が集まっている。分業し工程管理通りにかっちりやるのではなく、外部環境の変化に応じて日次、週次、月次で情報を持ち寄って対話をしていくことで結果的にスピーディーに開発できるのがアジャイル開発だ。こうした形の開発も、一種のワークショップ型組織運営だとミナベは指摘する。
  • ミドルマネジメント層は、ファシリテーターとして振る舞いながら様々なメンバーの強みを活かしたり、理念を探求していくことが重要であり複雑な問いを乗り越える組織デザインの要諦であると締めくくった。

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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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