組織デザインの「マクロ」と「ミクロ」を理解する|CULTIBASE Radio|Organization Design #4

組織デザインの「マクロ」と「ミクロ」を理解する|CULTIBASE Radio|Organization Design #4

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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。
CULTIBASE Radio 組織デザインの第4回目は、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「組織デザインの「マクロ」と「ミクロ」を理解する」というテーマで語りました。

『組織デザインの「マクロ」と「ミクロ」を理解する』の概要

  • 前回までのRadioでは組織デザインの導入を行った。今回から組織デザインの基本的な部分の解説に入る。
  • 組織デザイン、という言葉は組織図を描くことを連想させる。実際に組織図を描くことが非常に大事な一方、組織図では表現できない物事も組織内には多くあるとミナベは指摘する。例えば、組織図の部門の中に記載されていないチームに分かれていて、その中に更に多様な役割の人が入っていたりと、細かな関係性まで表現しきれないこともままある。
  • 組織デザインの起点は、組織図を描くことであり組織デザインの「マクロ」的なアプローチだとミナベは語る。組織の基本構造としては、「機能別組織」「事業部制組織」「マトリックス組織」の3つが挙げられる。
    ※ 詳しくは、https://www.cultibase.jp/articles/12472をご参照ください。
  • マクロな組織構造が決まった後に、細かいミクロなチーム構造や人材の配属を行い社内で細かな調整をする。ただし、こうした調整は件数が多く、ミクロレベルの細かいエラーも予測しづらいと指摘する。
  • そのため、組織図を描いてキックオフをした後にエラーが起こっている部分を察知しリフレクションした上で細かい組織図に改めて反映し直していく必要があると語った。
  • ミクロなチームのデザインは、なかなか理屈通りに動かないことがある。ミクロなチームデザインに関して話題の『チームトポロジー』という本においては、基本構造のマクロな構造の中に更に細かいチームのユニットのデザインが収納されており、このユニット同士の組み合わせを上手く行うことでチームの価値が循環するデザインを設計することが提唱されている。
  • 組織デザインにおいては、マクロなデザインとミクロなユニットのデザインを組み合わせながら全体的な構造がはまるようにできると理想だと締め括った。

『組織デザインの「マクロ」と「ミクロ」を理解する』の関連コンテンツ

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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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