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1冊の本を書き上げるには:現場で役立つナレッジの組み立て方|CULTIBASE Radio|Management #71

1冊の本を書き上げるには:現場で役立つナレッジの組み立て方|CULTIBASE Radio|Management #71

/約17分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの71回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「1冊の本を書き上げるには:現場で役立つナレッジの組み立て方」をテーマにディスカッションしました。

  • 「組織系の本を書きたい」というミナベ。一万字のブログを書いたことはあるというが、そもそもブログと本では書き方がどう違うのだろうか?現在『問いかけの作法』を執筆中で、すでに何冊も本を書いている安斎にコツを聞いてみたい。
  • 一般的に、本は十数万〜二十万字で構成される。この文字数は、ふつう二千〜三千字のブログのように1トピックや1クエスチョンで書ききれるものではない。本として“編む”のであれば、構造が必要となる。
  • そもそも本にするということは、伝えたいメッセージが単純ではなく、情報に順番・包含関係などの構図があるということだ。したがって、目次はその地図となっているはずだし、目次がいい地図になっていることが書き始める際にまず重要となる。
  • 同様に、各章の内容についても構造を整理し、図をつくる。本全体として図の入れ子構造ができていることが大切だ。もちろん、書き始める前から完璧な図を描けるわけではないので、最初は仮説として図をつくり、それを修正していくことになる。実際、『問いかけの作法』はすでに3回、章構成を修正したという。
  • 以上のコツが分かっても、執筆は長く苦しいものだ。頑張りきるためには、いい編集者と二人三脚の関係性を築けていることも大切である。
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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学大学院 情報学環 客員研究員。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttps://lit.link/YukiAnzai

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