概念が先か、知覚が先か:「概念シフトのイノベーション」を振り返る|CULTIBASE Radio|Design #15

概念が先か、知覚が先か:「概念シフトのイノベーション」を振り返る|CULTIBASE Radio|Design #15

/約25分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radioデザインの15回目では、株式会社MIMIGURIのDesign Strategist / Researcherである小田裕和と、同社のFacilitatorである渡邉貴大と、同社のConsultantである塙達晴が、「概念が先か、知覚が先か:『概念シフトのイノベーション』を振り返る」をテーマにディスカッションしました。(後編はコチラ

  • 6月25日(土)に開催した「『概念シフト』のイノベーション:ヒトとコトに通底する『変革』のメカニズムとは?」の振り返りをしつつ、デザインの観点から何が必要かを考える。
  • イベントでは、人がものごとを扱う時には概念を元に知覚をしていること、また、概念をシフトさせることでイノベーションに繋がるインパクトを生み出す理論について扱った。
  • ファシリテーターが立脚する社会構成主義的な考えでは、世界は言葉によって構成されると考えられている。それを言い換えてもし言葉は概念により成立しているとすれば、概念により世界が構築されているのではないか。
  • また、概念を持たないと知覚ができないが、知覚をしないと概念をアップデートできないことにおもしろさがあると塙は言う。
  • 現実に概念をシフトするにはどうする方法があるのか。1つは、概念を学習すること。もう1つは、知覚できていないことが96%程度あることを自覚することである。概念の学習をしつつ、概念と知覚のずれを見つめ知覚を促進することで、概念のシフトに繋がるのではないか。
  • 次回は「知覚から概念シフトを起こすためにはどうすればいいのか」から扱っていく。

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出演者

ファシリテーター

早稲田大学商学部卒業。規模/業態の異なる複数の組織において、人事やコンサルタントとして業務に従事。チェンジ・エージェントとして組織変革のファシリテーションを実践してきた。MIMIGURIでは個人と組織が自らの「story writer」となり、自分や自分たちの物語を紡ぐ機会を演出する組織・事業開発、イノベーションプロジェクトのPMとファシリテーションを担当している。

株式会社MIMIGURI デザインストラテジスト/リサーチャー

千葉工業大学工学部デザイン科学科卒。千葉工業大学大学院工学研究科工学専攻博士課程修了。博士(工学)。デザインにまつわる知を起点に、新たな価値を創り出すための方法論や、そのための教育や組織のあり方について研究を行っている。特定の領域の専門知よりも、横断的な複合知を扱う必要があるようなプロジェクトを得意とし、事業開発から組織開発まで、幅広い案件のコンサルテーション、ファシリテーションを担当する。主な著書に『リサーチ・ドリブン・イノベーション-「問い」を起点にアイデアを探究する』(共著・翔泳社)がある。

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