CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。株式会社MIMIGURIの共同代表、安斎勇樹とミナベトモミが、パーソナリティを務めます。今回のテーマは「思考法」です。
「いかなる時も『その手があったか!』を探るべし」の概要
MIMIGURIの経営理念に基づく「探究ポリシー」の9つ目の指針である「知を結び合わせる」について議論されました。このポリシーは、矛盾に向き合いながら新たな知識を創造し、それをアウトプットとして広めていくことを重視するものです。
特に「矛盾を乗り越える思考法」について掘り下げました。仕事の中では「AかBか」という二項対立的な議論に陥ることが多く、どちらかを選ぶことで何かを犠牲にする場面が生じがちです。しかし、本当に創造的な思考とは、AとBの両方を叶える方法や、まったく異なるCという選択肢を見出すことにあると述べました。
この考え方は、たとえば、事業開発の場面では、「AかBかではなく、もっと良い方法があるのではないか?」と考え抜くことで、革新的なアイデアが生まれることがあります。また、仕事に習熟するほど「成功パターン」に固執しやすくなるという課題も指摘されました。たとえば、ミドルマネジメント研修や理念浸透の施策では、一定の成功事例があると、それに頼りがちです。しかし、それが実は「犠牲にした何か」の上に成り立っている可能性があり、あえてその矛盾を引き出し、新たなアプローチを考えることがイノベーションにつながると強調されました。
最終的に、二項対立を乗り越える姿勢を持つことが、新しい価値を生み出し、より良いアウトプットにつながるという結論に至りました。
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