CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの10回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「愛のある対象からイノベーションの種を探る」をテーマにディスカッションしました。
- 経営者としては「次に新しくやってみたい事業」のことは常に考えているもの。新しい事業をおこすには様々な手法があるが、その1つに「意味のイノベーション」というものがある。
- 「意味のイノベーション」提唱者であるロベルト・ベルガンディ先生は作り手が何を届けたいのかという「LOVE」を考える、インサイドアウトの視点の重要性を強調している。
- ミナベの3つの「LOVE」は、「ボドゲ」「経営者」「デザイナー」「子ども」。ボドゲについては、オペレーション化できるものは全てボドゲにできるのではないか、という可能性を感じているという点で、その他3つについては、これまでとは違うやり方で彼らに貢献できたら、という思いがあるという点で「LOVE」を感じている。
- 安斎にとっての「LOVE」は、「研究者」がその対象。
- 現状、研究者には、研究自体ではなく大学で教えるという行為に給料をもらっている方も多い。そのため、少なくとも安斎の周りには業務の外側で研究している研究者の方が多く、むしろ、生産性高い人ほど週7などで研究しているのではないかと感じられているほど。
- 「研究」という行為が専門性の中心にある職能において、それ自体が経済的還元を生まないのはもったいないのではないか、という思いが安斎の中にある。このCULTIBASEというプラットフォームでも、「研究する」ことが、研究者を含めた経済的循環を生むような仕組みにしていきたい。
- また、現在領域によっては、研究と実践の間には2〜3年どころでは済まないほどのリードタイムがある。それをもっと縮められて、研究と実践の往復がやりやすくなるようなプラットフォームも実現できれば素敵である。
- CULTIBASEというプラットフォームの魅力に共感してくださる研究者の皆様がいらっしゃいましたら、是非ともCULTIBASE専属研究員、募集中です。
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