組織学習が注目される理由と実践のポイント|CULTIBASE Radio|Management #1

組織学習が注目される理由と実践のポイント|CULTIBASE Radio|Management #1

/約19分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの1回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「組織学習が注目される理由と実践のポイント」についてディスカッションしました。

  • 経営学の重要な概念に「組織学習」というものがある。これは、新しい知識を獲得したりすることで、組織そのもののルーティンが変化することを指す。
  • ミミ&グリでは「組織学習」という言葉を使っているわけではないが、もともと学ぶことが好きなメンバーが多いこともあり、自ら学び、思考や行動をアップデートしていく感覚を共有している。
  • イノベーションを起こすという観点では、不要不急でも変化する、という状態が最強であるが、学習意欲や好奇心はその鍵になる。
  • 組織学習には、アンラーン(Unlearn)というキーワードがある。新しく学ぶだけでは不十分で、過去にやったことを捨てたり剥がしたりすることが大切。だからこそ、飽き性であることや、同じルーティンに留まりたくないという衝動は大切になる。
  • 組織学習が促されやすい組織と、そうでない組織の違いは、今ある文脈をどれほど大切にするかという点にある。組織学習が促されやすい組織では、今ある文脈を否定せず、その一歩先をラーン(Learn)していく態度を大切にしているのではないかと感じられる。
  • 「やってきたことを絶対に守らなければいけない!」や「全て捨てよう!」ではなく、今までやってきたことを大事にしながら問いを立て、取捨選択をしていくことが組織学習の上では大切になるのかもしれない。
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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttp://yukianzai.com/

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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