“ファシリテーターは黒子”の誤解|CULTIBASE Radio|Management #26

“ファシリテーターは黒子”の誤解|CULTIBASE Radio|Management #26

/約15分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの26回目では、CULTIBASE編集長の安斎勇樹と株式会社MIMIGURI Co-CEOのミナベトモミが、「“ファシリテーターは黒子”の誤解」をテーマにディスカッションしました。

  • ファシリテーションが誤解されている、と感じる1例が「ファシリテーターは黒子」という考え方。“黒子”であることを意識しすぎるがあまり、まったく意見を言わないと、他の人に「責任を持っていないのでは」「何を考えているかわからない」と感じさせてしまい、かえって場がフラットではなくなってしまう。
  • では、ミナベ・安斎は「自分の意見はあるんだけど、口に出すとあまりにパワーが強すぎて、場に悪影響出そうだな」という時に、どう場をフラットにしているのだろうか?
  • ミナベ・安斎が、普段から気をつけているのは以下のポイント。

①相手が「何も言えない」と感じないような言葉選び。
②相手の思考時間を奪わないような間の取り方。
③最低限の意見表明はすること。
④威圧的にならないよう、相手と距離感は下から、詰めすぎない程度に。
⑤意見表明の前提に「自分がどういう観点で、どのように思考/言語化をしたか」というプロセスの共有。
⑥みんなが抱いていそうなモヤモヤを代弁してみる。

  • アイデンティティに「黒子であること」を据えることと、インターフェースを「黒子にすること」は別物だ。ファシリテーターは、フラットさを損なわないようにしながら、場に健全に関わる必要がある。
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出演者

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttp://yukianzai.com/

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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