7/23(土)に開催された『「MBAのテキスト」を書き換える:今、経営者が学ぶべきマネジメントの知とは?』のアーカイブ動画です。時代とともにマネジメントの前提となる考え方が変化する中、現代の経営層に求められる知や学びのあり方とは。
チャプター
00:11 イントロダクション
09:15 本日のテーマについて
16:26 前回までのおさらい:「マネジメントの4命題」とは?
23:56 現代の経営層が抱える命題:①事業の多角化 ②チームの自立化
35:12 現代の経営層が抱える命題:③価値観の多様化 ④キャリア多様化
44:26 現代の経営層に求められる「経営知の体系学習」
48:15 現代経営のパラドックス・マネジメント:①企業価値のマネジメント②物的資本のマネジメント
01:01:48 現代経営のパラドックス・マネジメント:③社会関係資本のマネジメント ④社会関係資本のマネジメント
01:10:41 知を編み合わせることの重要性
01:16:00 話題提供を受けて
01:28:38 今後のイベントについて
今週のポイント
・まず、これまでの「マネジメントの教科書を書き換える」シリーズの概要や「マネジメントの4命題」を改めて説明した。その上で、現代の経営層が向き合っている4つの命題:①事業の多角化 ②チームの自律化 ③価値観の多様化 ④キャリアの多様化 をミナベから解説した。
・経営層が向き合う4つの命題は、解決策が確立されていないかつ、それぞれが絡み合っているため、常に「分からなさ」がつきまとう。そのため、現代の経営層は、最先端の理論と自組織での実践を行き来しながら、自分なりの経営を探索する必要がある。経営層こそ、学習者としての姿勢が求められるとミナベ・モリはまとめた。
・それでは、こうした命題に経営層はどう向き合えばよいのか。ミナベは、経営会議もまた「もぐら叩き」になりがちだといい、それを防ぐためには「分からなさ」の中でも、自分たちが探求すべきテーマ/問いを決定することが重要だと伝えた。
・こうした点を踏まえ、イベント後半では、そのテーマとなりうる4つのパラドックス・マネジメント:①企業価値のマネジメント ②物的資本のマネジメント ③社会関係的資本のマネジメント ④人的資本のマネジメント を解説した。
・不確実性の高まる現代においては、一人一人が実践を通じて「分からなさ」に向き合い、そこで生まれた知を編み合わせることによって、少しずつ「分からなさ」が解きほぐれていく。経営層に求められることは、そのための環境作りだとミナベは指摘する。
・まとめとして、ミナベは下図のCCMを参照しながら、組織としてどのような「分からなさ」に向き合うのか・どのような学習環境を作るのかを経営層が示し、それに触発されたメンバー一人一人が探求を続けて価値を還元するといった、循環を生むことが重要だと伝えた。
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