ファシリテーションやデザインなど、様々なトピックでお送りしているCULTIBASE Radioのなかでも、マネジメントに関するあらゆる課題を扱いながら、組織を活性化させるノウハウをお届けしている「Management Radio」は、もうすぐ100回目の配信を迎えます。
記念すべき100回目の配信を目前に控えた4月23日に「CULTIBASE Radio SPECIAL LIVE:マネジメントの教科書を書き換える」と題し、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミがCULTIBASE Labにてライブイベントを開催しました。
CULTIBASE Radio SPECIAL LIVE:マネジメントの教科書を書き換える
今回は、CULTIBASEとしても初めての試みとなったCULTIBASE LabとManagement Radioの横断イベントの模様を簡単にレポートします。
マネジメントの教科書を書き換える
CULTIBASEでは、2020年8月に発足して以降、一貫して「組織の創造性の土壌をいかに耕すのか?」というテーマを掲げながら探究を続けてきました。発足と同時に”組織が創造性を発揮している状態”を表すモデル図として、“Creative Cultivation Model(CCM)”を提唱しています。
2022年版「Creative Cultivation Model(CCM)」とは:組織の創造性をマネジメントするための見取り図
組織の創造性が循環し高めていく役割を担うのがミドルマネージャーです。CULTIBASEでは、トップダウン式の組織を「ファクトリー型」、今回紹介したようなミドル起点のボトムアップ式の組織を「ワークショップ型」と定義した上で、それぞれの特性の違いについて論じてきました。
チームと組織の在り方のパラダイムシフト:ファクトリー型からワークショップ型へ
Management Radioにおいても、こうした考え方を持ちながら、マネジメントに関するあらゆる課題を扱いながら、組織を活性化させるノウハウをお届けしてきました。そのなかで、幾度か触れてきたのが「マネジメントの教科書を書き直す」というトピックです。
(1)なぜか誰も教えてくれない、マネジメントの教科書に書くべき基本|CULTIBASE Radio|Management #9
(2)マネジメントの教科書の「2ページ目」に書くべきこと|CULTIBASE Radio|Management #14
(3)マネジメントの教科書の「3ページ目」に書くべきこと|CULTIBASE Radio|Management #18
マネジメント論の系譜を振り返り、現代の定義を捉え直す
特別回では、改めて「マネジメントの教科書を書き直すとしたら?」をテーマに二人が話を展開していきました。まず、アンリ・ファヨールとピーター・ドラッカー、ヘンリー・ミンツバーグといったマネジメント論をまとめてきた知の巨人たちの主張を簡単におさらい。
彼らはそれぞれが生きた時代において生じていた組織の課題を解決するためにマネジメント論をまとめ、先人の論を批判しながらマネジメント論は発展してきました。
今、社会を大きく変化しており、現代におけるマネジメントを定義し直す必要があるとCULTIBASEは考えています。
(特別回でミナベより共有したマネジメントの定義。今後もバージョンを更新していく予定です)
マネジメントにおけるリアルな悩みを共に乗り越える
特別回の後半では、Management Radioのリスナーからのマネジメントに関するお悩みに答えていくお便りコーナーも。マネジメントの課題は1人で解決することは難しく、組織内で相談できる人も限られます。「共にマネジメントにおける課題をプレイフルに乗り越えていきたい」とミナベはリスナーからの相談に応えていきました。
今後もCULTIBASE Labでは、定期的にミナベが登壇し、現代に合わせたマネジメント論について共有していく予定です。その過程もCULTIBASE Labの会員のみなさんと共有しながら、プレイフルに進めていけたらと思いますので、ぜひマネジメントに関する悩みや課題をお持ちの方はシェアいただけたらと思います。
まず、5月21日のライブイベントでは、ミナベがマネージャーが向き合う4つの命題が生む矛盾について話題提供する予定です。
現代組織におけるマネジメントの役割を捉え直す:マネージャーが向き合う4つの命題が生む矛盾とは?
Management RadioでもCULTIBASE Labの内容を踏まえた配信を行っていく予定なので、合わせてお楽しみください。
https://www.cultibase.jp/radios/management-radio
イベントのアーカイブ動画は下記よりご覧いただけます。