「社会参加の方法」としてデザインを捉え、「協力しあうこと」の糸口を探る:連載「コ・デザインをめぐる問いかけ」第5回

「社会参加の方法」としてデザインを捉え、「協力しあうこと」の糸口を探る:連載「コ・デザインをめぐる問いかけ」第5回

上平 崇仁

2020.12.10/ 15min read

プロフィール:上平 崇仁
専修⼤学ネットワーク情報学部教授。グラフィックデザイナーを経て、2000年から情報デザインの教育・研究に従事。近年は社会性への視点を強め、デザイナーだけでは⼿に負えない複雑な問題や厄介な問題に対して、⼈々の相互作⽤を活かして⽴ち向かっていくためのCoDesign(協働のデザイン)の仕組みや理論について探求している。15-16年にはコペンハーゲンIT⼤学客員研究員として、北欧の参加型デザインの調査研究に従事。冬頃にCoDesignに関する書籍(単著/NTT 出版)を上梓予定。

限られた専門家だけでなく、実際の利用者や利害に関わる人々が積極的に加わりながらデザインを進めていく「コ・デザイン(Co-Design)」というアプローチがあります。『コ・デザイン —デザインすることをみんなの手に』を今冬に出版予定の上平︎崇仁さんによる連載の第5回目では、スペインの哲学者、オルテガ・イ・ガゼットによる『大衆の反逆』や、アダム・カヘンの『敵とのコラボレーション』を参照しながら、人々の相互理解や協働を促し、社会参加の方法として「デザイン」を捉えていく重要性を考えます。

目次
「協力しあうこと」は、果てしなく難しい
「大衆化」する社会の中で
過去や将来、身近でない他者を想像することの重要性
「閉じる」べきか、「開く」べきか?
人々の共通理解は、行為を通して生み出される
社会参加の方法としてのデザイン

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