組織力を高める「見えない資本」を解き明かす:ソーシャルキャピタル研究に学ぶ最新知見

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約45分

【こんな方にオススメ】

  • 人事施策を組織成果に活かしたいと考えている人事担当者
  • 職場の「関係性」がもたらす可能性について学びたい方
  • 人的資本とソーシャルキャピタルの関係性を理解し、実務に活かしたい方

人事施策が期待通りの成果を生まないとき、それは果たして施策そのものの問題なのでしょうか。なぜ、同じ施策でも成果が安定せず、うまくいくときといかないときがあるのでしょうか──。

人事施策の効果は、必ずしも施策そのものだけで決定づけられるわけではありません。職場の風土や雰囲気、関係性などの数多くの「目に見えない」複合的な要因に影響され、同じ施策でも成果に大きなばらつきが生じるとされています。

本番組『人事のためのソーシャルキャピタル入門』では、東京都立大学大学院経営学研究科・西村孝史准教授をゲストにお迎えし、西村先生の新著『職場のソーシャルキャピタル』をもとに、組織内の関係性から得られる資源、すなわちソーシャルキャピタルについて学べる内容をお届けします。

後編となる今回は、人材マネジメントの施策と組織のソーシャルキャピタル(社会関係資本)の関係性にまつわる知見に迫ります。能力開発や人事異動といったものが組織の関係性に与える影響や、職場のソーシャルキャピタルを高める方法などについて専門的見地から解説します。

▼前編はこちら

人的資本を成果に活かす:人事施策のブラックボックス研究に学ぶ最新知見

人的資本を成果に活かす:人事施策のブラックボックス研究に学ぶ最新知見

【チャプター】

00:11 ソーシャルキャピタル(社会関係資本)とは何か?:組織力の要素のひとつ
07:19 人事施策がソーシャルキャピタルに与える影響を探る
11:56 成果主義や能力開発はソーシャルキャピタルを高める?
19:37 人事異動とソーシャルキャピタル
30:40 職場のソーシャルキャピタルを高める方法:雑談と感謝
34:46 まとめ:人材マネジメントとソーシャルキャピタルの関係を捉える
38:48 クロージング

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出演者

東京都立大学大学院 経営学研究科 准教授
株式会社日立製作所にて人事業務に従事後,2005年に同社を退職し大学院に進学。2008年一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(商学,一橋大学)。 徳島大学,東京理科大学勤務を経て2013年より現大学に勤務。2021年4月から2022年3月の間,Henley Business School, University of Readingにvisiting scholarとして滞在。専門は人的資源管理論。主な著作として,西村孝史・島貫智行・西岡由美(編著)(2022)『1からの人的資源管理』碩学舎などがある。

株式会社MIMIGURI リサーチャー/ファシリテーター

立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科博士前期課程修了。立教大学大学院経営学研究科博士後期課程在籍。人と組織の学習・変容に興味を持ち、組織開発が集団の創造性発揮をもたらすプロセスについて研究を行っている。共著に『M&A後の組織・職場づくり入門:「人と組織」にフォーカスした企業合併をいかに進めるか』がある。

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