マネージャーを悩ませる“1on1のとらわれ“を捨てる|CULTIBASE Radio|Management #119

マネージャーを悩ませる“1on1のとらわれ“を捨てる|CULTIBASE Radio|Management #119

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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの119回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「マネージャーを悩ませる“1on1のとらわれ“を捨てる」というテーマでディスカッションしました。

「マネージャーを悩ませる“1on1のとらわれ“を捨てる」の概要

  • 経営の多角化、組織学習のコツなど、直近は硬めのテーマが続いたため今回は少しソフトに1on1に関するとらわれについてディスカッションがなされた。
  • まずミナベから1on1や定例ミーティングを行う際「いかに良いフィードバックをできるか」ということにとらわれすぎているのではないかと問題提起した。
  • 実際、職場での関係性の多くは限られた時間に成果を出すことが求められる。例えばセールスパーソンだったら、60分の商談で信頼関係を築けるようにまずはアイスブレイクや雑談から入り打ち解けてからヒアリングや課題抽出することで商品をより売りやすくする、というような商談のフォーマットがある。
  • しかし限られた短い時間で人間と人間の関係性を構築しようとするとギスギスしたり堅苦しくなってしまうことがある。中長期レンジで持続的な関係性を保つには、対話的な関係性であることがとても重要ではないかとミナベは問いかけた。
  • この問いかけに対し、安斎は生命のバイオリズムを例にとり、傷がかさぶたを経て治癒するように人は一定のリズムで変化していく。チームや組織においても同様に、すぐかさぶたを剥がしたりするような近視眼的対処をするのではなく、長期的な関係構築に広げていくことが大事だと語った。
  • また、マネージャーはこうあるべき、1on1はこうすべきとの知見が蓄積・共有されたが故に”正解”に対するとらわれができてしまうのではないかと安斎は指摘する。一定の型があるタイプのコミュニケーションは心理学的な合理性があったとしても、やみくもに追従してしまうと不自然なミラーリングになってしまったり却って心理的安全性が損なわれたりといったパラドキシカルな事態が生じることもあったと振り返る。
  • 近視眼的な成果を出さねば、型通りにやらねばというとらわれから脱して、組織とチームと個人のバイオリズムのなかで型を適度に守りながら型から自由になるのが理想だと結論づけた。

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