WHYなき“タスク指令マネジメント“をいかに抜け出すか?|CULTIBASE Radio|Management #101

WHYなき“タスク指令マネジメント“をいかに抜け出すか?|CULTIBASE Radio|Management #101

/約19分
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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの101回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「WHYなき“タスク指令マネジメント“をいかに抜け出すか?」をテーマにディスカッションしました。

  • マネージャーが目標達成のために業務管理をするにあたって、メンバーにタスクを渡すだけで、タスクの先にあるWHYが全く伝えられないケースがよくあると言う。
  • このタスクがなぜ必要なのか、チームの何に役立っているのかが見えないと不信感に繋がりやすい。その結果、マネージャーから見ても、「うちのメンバーは受け身で主体性がない」という見え方になってしまう。
  • マネージャーがWHYを語ることと、HOWをどこまで規定して渡すかの調整をすることで解決できるのではないかと安斎は問う。ミナベはそれらに加えて、その状態に至るまでのプロセスが見えないのではないかと指摘する。
  • その状態に至るためには、時間軸のコントロールが重要であり、3つのポイントがあるとミナベは言う。
  • 1つ目のポイントは、3ヶ月くらいの短期間でインパクトを出すことを想定しつつ、マネージャーが「チーム全体でコミットする短期的な目標を明確にする」こと、「メンバーの役割を明確にする」こと、そしてその後に「メンバー同士の協力関係をつくっていく」ことにあると言う。
  • コミュニケーションの時間の割き方として、個々人のタスクを管理する”締め切りチェッカー”になるのではなく、チームビルディングや、チームの目標と各自のタスクの”紐づきチェッカー”として関わり、チームとして協働して目標に向かう状態に調整し続けるのだ。
  • 3つのポイントのうち、今回は1つ目だけ扱った。次回以降で、残りの2つのポイントを扱っていく。

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株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

X(Twitter)noteVoicyhttp://yukianzai.com/

株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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