CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの88回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「『両利きの経営』を推進する経営層のストーリーテリング戦略」をテーマにディスカッションしました。
- 両利きの経営状態を目指す際に、事業を多角化しようと、新規事業の立ち上げが遂行される。既存事業も存在すれば、新規事業も創出されていく状況で、全体をどう意味づけて物語るかに課題が発生する場合がある。
- 事業を多角化していく際にはなぜ新規事業を創るかを明確に伝える必要がある。例えば、経営層が既存事業をないがしろにするような発言をしてしまうと、既存事業をやっている人が新規事業をやっている人を敵対視するようになってしまう。そうならないためにも、既存事業と新規事業が一緒に取り組まなければ解決しない課題を物語ることが重要となる。
- そのためには、まずフォーカスするポイントをミクロなものからマクロなものに置き換えていくことが有効である。事業というやり方(How)の視点から、組織が取り組むミッションやビジョンなどの理念(Why)の視点へ視野を広げ、その上でそれぞれ事業ポートフォリオがどのように理念の実現に結びつくのかを物語化していくと良いだろう。
- 特定部門や既存事業において、アイデンティティや矜持は日々育まれている。だからこそ、異なる部門間や事業間で、お互いの矜持を理解して、尊重できるとよりよい。経営とマネージャーとプレイヤーの各層がお互いを理解をし合いながら物語を編むことが、強い組織の土台の形成に繋がっていく。
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