11/27(土)に開催された『出版直前!チームのポテンシャルを引き出す「問いかけ」の2つのモードとは』のアーカイブ動画です。来月発売される待望の新刊『問いかけの作法』の著者である安斎勇樹(CULTIBASE編集長)が、書籍執筆の裏話や核となる理論、こだわったポイントなどを語ります。
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チャプター
00:11 イントロダクション/チェックイン
11:47 新刊『問いかけの作法:チームの魅力と才能を引き出す技術』の概要
20:18 『問いかけの作法』が解決する、「孤軍奮闘の悪循環」とは?
25:13 チームメンバーの意見を引き出す問いかけの4つの基本定石
32:04 『問いかけの作法』オンライン読書会開催のお知らせ
37:20 なぜ『問いかけの作法』を書いたのか:『問いのデザイン』の反省と愚痴
01:06:25 問いかけの2つのモード:「フカボリモード」と「ユサブリモード」
01:17:13 新刊の密かなこだわりとは?/今後の出版予定/執筆で最も苦労した箇所は?
01:29:08 今後のイベントのお知らせ/チェックアウト
今週のポイント
・12/23発売予定の新刊『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』。本動画では、書籍に沿って、基本編と実践編を順番に紹介していく。
・昨年以来、飛躍的に増えてきたリモート会議。出席者が画面オフ、ミュートを貫く会議では、マネージャーは意見を引き出すのに苦労する。「意見はありますか?」と問いかけても誰からも反応が返ってこず、まるで”お通夜”のような状況に陥ることも多い。まさに孤軍奮闘の悪循環だ。
・「心理的安全」という概念も広まりつつある現状だが、果たして、心理的安全だから意見が出るのか、意見が出るから心理的安全が実現するのかはわからない。『問いかけの作法』では後者のアプローチの1つとして、少し手を加えるだけで飛躍的に意見が出やすくなるような「問いかけ」を日々の実践ベースで紹介している。
・基本編で紹介している重要な前提が「懐中電灯を持つ感覚」だ。問いは懐中電灯に似ている。誰のどこに問いという懐中電灯を向けるかよって、得られる情報や場の盛り上がりは大きく変わることになる。また、実践編では、問いかけを「見立てる」「組み立てる」「投げかける」という3つのフェーズに分解し紹介している。
・『問いのデザイン』には2つの反省点がある。1つは実践ハードルの高さ、もう1つはリフレーミングの誤解だ。特に後者については、「リフレーミング=ゼロリセット」ではないのにもかかわらず、少なくない人に”変革アレルギー”をもたらしてしまっていた。
・大切なのは、問いの実践の前に、ファクトリー型からワークショップ型へと組織自体が変化を遂げているイメージを持つことだ。経営層が問題を定義して現場が実行するのではなく、経営層は理念の探究を担い、現場は問題を発見・解決する。この理念の探究に重要なのが「フカボリモード」と「ユサブリモード」という2種類の問いかけと、6つの手法である。
CULTIBASE編集長・安斎による新刊『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』。発売を間近に控える中で、今回のイベントは書籍が刊行されるまでの“前日譚”が語られるような内容となりました。
前著『問いのデザイン』の何が不十分だったのか。どんな点にこだわったのか。安斎が執筆当時の苦労や葛藤、注力した点をふりかえり、『問いかけの作法』をより深く味わうためのポイントを紹介しています。このようなプロセスを積極的に開示する姿勢は、過去に出版された『問いのデザイン』や『リサーチ・ドリブン・イノベーション』などでも見られた、いわばCULTIBASE Labのお家芸でもあります。こうしたスタイルを好む背景には「結果ではなく過程から得られる学びを大事にしたい」が根底にあり、ぜひこれから動画ご覧いただく方は、そのような観点からも楽しんでいただければ幸いです。
もちろんチームを活性化させる「問いかけ」の技術も多数紹介されています。アーカイブ動画を視聴するだけでも、明日から使えるテクニックが解説されていますので、本を購入予定の方は予習用のコンテンツとして、購入を迷っている方には判断材料として、一度視聴してみることをオススメします!