CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio ファシリテーションの13回目では、株式会社MIMIGURIの臼井隆志と竹内美由紀が、「より良く共創するための「足場かけ」のコツ」をテーマにディスカッションしました。
- 今回は子育てファシリテーションラジオ。自身も子どもを持つMIMIGURIメンバー、竹内と臼井がお届けする。
- 最近、デザインフェーズにおいて小さなワークショップを実施するようになったというデザイナーの竹内。例えば、ウェブサイトのキービジュアルを作る際にもクライアントと一緒に考えてみる時間を設ける、などだ。
- 一方、難しいのは誘導と足場かけの違いだ。事前のプログラム設計では「こういうふうにすればみんな話しやすいかも」と考えることになるが、作り込めば作り込むほどよくない誘導になっている気がしてきてしまうと言う。子育てにおいても、子どもの衝動を認めた上で提案をすることが大切だとはいえ、よい誘導とよくない誘導の境界はどこにあるのかは難しい点だ。
- ファシリテーターとは目的に向かうプロセスを容易にしていく役割だ。そのため「ときに誘導するなど、リードする立場になることもある」と臼井は言う。
- その上で大切にしたいのが「ファシリテーターが権威的になりすぎていないか」という視点だ。相手と自分の「こうしたい」が違っていて、 相手の意見が説得的である場合、ファシリテーターである自分は「そちらの案でいきましょう」と言えるだろうか?ファシリテーターとして、プロセスを変更する余地がある態度を持っておくことは重要だ。