少年漫画から学ぶ、経営リーダーの成長段階(4)孫悟空を“良いリーダー“に変える問いかけの突破口|CULTIBASE Radio|Management #123

少年漫画から学ぶ、経営リーダーの成長段階(4)孫悟空を“良いリーダー“に変える問いかけの突破口|CULTIBASE Radio|Management #123

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CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。CULTIBASE Radio マネジメントの123回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「少年漫画から学ぶ、経営リーダーの成長段階(4)孫悟空を“良いリーダー“に変える問いかけの突破口」というテーマでディスカッションしました。

『少年漫画から学ぶ、経営リーダーの成長段階(4)孫悟空を“良いリーダー“に変える問いかけの突破口』の概要

  • これまでの3回のラジオでは『少年漫画から学ぶ、経営リーダーの成長段階』シリーズとして、DEATH NOTEの夜神月、ドラゴンボールの孫悟空、るろうに剣心の緋村剣心にフォーカスし、それぞれのリーダーシップについて考察した。
  • 第4弾である今回は、孫悟空をコーチングするとしたら?という観点でディスカッションがなされた。
  • 孫悟空は「自分を強くしたい、強いやつと闘いたい」といった、特定の領域で能力を高めることに強い興味を持ち、技術や職能をアイデンティティにしながら自分の実力で周りを引っ張るタイプである。しかし、「何を目指しているのか」「何の役に立つのか」という問いにきちんと答えられない、というのがこのリーダーシップの問題点である。(※ 詳しくは、少年漫画から学ぶ、経営リーダーの成長段階(2)孫悟空式リーダーシップの限界|CULTIBASE Radio|Management #121をご視聴ください)
  • またミナベはそれに加え、自分の信じる領域以外の領域の世界観や価値観を知らず知らずのうちに軽視していたり、全く興味を示さないという特徴があると指摘する。こうしたリーダーに対して、どのようなコーチングができるだろうか?
  • 安斎は、大義やWHY、ビジョンを持つことを説いてもあまり刺さらず「強くなることこそが素晴らしい」という価値観を揺さぶれなさそうだが、仲間のことは好きなので、他者に目を向け多様な価値観を醸成するのが良いのではないかと語る。
  • 悟空自身、メンバーの育成モチベーションはあるものの「ピッコロはどう成長しどんな未来にできるといいか」などの個別の成長イメージは持てておらず、自分の成功体験を他者にもトレースさせようとしてしまっている。
  • そのため、1人1人を想像させる問いかけからはじめ、個々人のポテンシャルを想像しそこに至る多様な成長軌道があることを認め支援できるよう、これまでの戦闘をリフレクションするのが良いのではないかと結論づけた。

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株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

早稲田大学卒業後、家電メーカー勤務を経て独立。現在は、MIMIGURIが提唱するCCM(Creative Cultivation Model)の理論開発を基盤に、大企業からメガベンチャーまで様々な多角化企業における、経営・組織変革の専門家として自社経営とコンサルティングにおいて実践を進めている。

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株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO

東京大学大学院 情報学環 客員研究員

1985年生まれ。東京都出身。私立武蔵高校、東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学 特任助教授。

企業経営と研究活動を往復しながら、人と組織の可能性を活かした新しい経営・マネジメント論を探究している。主な著書に『問いのデザイン』、『問いかけの作法』、『パラドックス思考』、『リサーチ・ドリブン・イノベーション』、『ワークショップデザイン論』『チームレジリエンス』などがある。

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