“ハブアンドスポーク”に見るマネジメント論

“ハブアンドスポーク”に見るマネジメント論

ミナベ トモミ

2020.11.27/ 7min read

マネージャーがまず乗り越えるべき壁として「情報と意思決定」の問題が挙げられます。

本記事では、“ハブアンドスポーク”を例にして、「情報」がいかに組織の健全性を握るのかを考察していきます。

目次
“ハブアンドスポーク”とは
情報処理の遅延によってもたらされるリスク
階層が上がったときに求められるマネジメントのコツ
“ハブアンドスポーク”を脱し、フラットな組織をつくる


“ハブアンドスポーク”とは

ハブアンドスポークとは、物流輸送や飛行ネットワークの基本となる考えです。ハブ(hub)は車輪の中心部、スポーク(spoke)は車輪の中心軸を繋ぐ棒を指しています。

海外旅行をする際、中継飛行場を通じてから、目的地に向かったという経験がある方も多いと思います。世界中で常に1万以上の飛行機が飛び交う中で、その管理を行うのは大変です。そのため、航空業界では、中継地点に資源を集中し「ハブ」とすることで、より多くの飛行機が飛び交うことができるよう「ハブアンドスポーク」という方法論が生まれました。

これは組織においても援用できる考え方です。組織で多くの人が一緒に働くにあたって、数々の「情報」が飛び交います。そこで、中継地点として「マネージャー」を設置する必要があります。マネージャーが中継地点となって「情報」を一度取りまとめてからメンバーに展開し、さらにメンバーからの情報もまとめて他の中継地点であるマネージャーへと送り返します。

この考え方を基にすると、中継地点となる優秀なマネージャーを増やすほど、組織は大きくすることが可能だと言えます。

組織は中継地点同士のマネージャーがお互いに「情報リレー」し合い物事を進める事が可能になります。この行き交う情報の「速度」と「質」が良いほど、メンバーは「情報透明性が高い」と感じられます。そしてこの状態を維持することで「組織全体」が健全にワークするのです。

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