※今回のラジオは先日開催されたライブイベント「CULTIBASE Radio SPECIAL LIVE:マネジメントの教科書を書き換える」から一部抜粋した内容をお届けします。
CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio マネジメントの95回目では、CULTIBASE編集長であり株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOのミナベトモミが、「マネージャーの『三枚舌』は悪か?各方面に情報を適切に伝えるコツ」をテーマにディスカッションしました。
- 今回リスナーから寄せられた問いは、「ステークホルダーが多様なときに、ステークホルダーごとに伝えることを変えていいのか?」というもの。
- IRなどにおいて、誰にどんな情報を伝えられるかが、契約上制約されることがある。そのため、外部投資家と、内部の経営陣と、現場層とでは、伝えられる情報に差異が生まれることがある。こうした中でミナベは、上場企業の支援に入る際に心がけていることとして、経営層向けや全社向けなど、常に3種類のレポートを作成すると話す。また、こうしたレポートを書き分ける技術は、中間管理職であるマネージャーにとっても重要だと述べる。
- ただし、ただ単に異なる情報を渡せばよいというわけではない。情報透明性を高くすることを大前提として守りながらも、重要なのは、各ステークホルダーが「求めている情報」が何かを把握することだと述べる。大本の情報の内容は同じでも、必要な情報を選択し、物語にして伝える所作がマネジャーには必要ではなのだという。
- 安斎も、物語の編集は大事だと語る。点としての情報のファクトに嘘があることは当然よくない。しかし、点としての情報のファクトを、どんな物語にして伝えるかによって、当人の見える景色は大きく変わる。情報は透明性をもって伝えるが、相手が今見ている景色や歩んでいるストーリーに寄り添って、必要な情報を伝えていく。そういった意味での「三枚舌」のマネジメントは積極的に活用していいのではないだろうかと回答する。
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