CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio ファシリテーションの8回目では、株式会社MIMIGURIの渡邉貴大と猫田耳子が、「権威に頼らないファシリテーターの実践哲学」をテーマにディスカッションしました。
- 今回のファシリテーションラジオは、渡邉と同じくファシリテーションドメインに所属する猫田をゲストに迎えてお送りする。
- アンコンシャスバイアスや理念開発・浸透を主なトピックとして、ワークショッププログラム・ファシリテーションに携わっている猫田。渡邉が「ファシリテーションを“しない”ファシリテーター」と評するその背景にはどんな哲学があるのだろうか?
- 「ファシリテーターは先生ではない、ということをいかに伝えられるかが大切だ」と猫田は言う。参加者には「ファシリテーターに聞けばなんとかしてくれる」ではなく、むしろ「ファシリテーターはなんの役にも立たない」と思ってもらうために、当日までのプログラムデザインに力を入れる。
- 目の前の場をいいものにすることはもちろん大切だ。しかしそれ以上に、よいアイデアが出る状態やよい学習ができる場を、コミュニティ・組織自身が自立して継続していけることが“本当の価値”になるのではないだろうか?
- プログラムでは、参加者がオーナーシップを持って問いに取り組めるよう、様々な仕掛けを施す。シンプルに問いを渡すだけでなく、演劇を取り入れるなど参加者の能動性・衝動を掻き立てるようなプログラムデザインをすることが大切になる。