ファシリテーション時にアガらないようにするコツ|CULTIBASE Radio|Facilitation #1

ファシリテーション時にアガらないようにするコツ|CULTIBASE Radio|Facilitation #1

2021.07.26/17

CULTIBASE Radio

CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio ファシリテーションの1回目では、株式会社MIMIGURIの和泉裕之と渡邉貴大が、「ファシリテーション時にアガらないようにするコツ」をテーマにディスカッションしました。

  • 今回からお届けするファシリテーションラジオ。マネジメントラジオやデザインラジオとあわせて、チームの創造性・主体性を引き出したいファシリテーターを対象に、現役のファシリテーターである和泉・渡邉がそのノウハウをお送りしていく。
  • 以前、イベントに登壇した際、参加者の方から「専門の人でも緊張するんですね」というコメントを頂いたが、和泉・渡邉も決して緊張しないというわけではなく、ただ「アガった時の身体はどういう状態であるか」ということや「それにどう予防・対処できるのか」ということをよく知っているだけなのだ。
  • 例えば、渡邉にとって、アガっているときは「頭に血がのぼった感覚」なのだという。重要なのは、この身体感覚を今ここで再現できるくらい、日頃からよく考え、知っていることである。
  • 一方、アガってしまうことを事前に予防することもできる。その鍵になるのが“空白地帯を作らない”ような準備だ。ファシリテーター初心者がよくやってしまう失敗の1つに、なんとなくの流れだけを作って「あとはその場でなんとかなる」と思ってしまうことがある。人がアガるのは想定してなかったことが起きたときだ。だからこそ、事前準備の段階で「もしこうなったら、こうしよう」と、“想定外”を減らしておくことが重要だ。
  • また、和泉の場合は「緊張との付き合い方はジェットコースター」だという。例えば、ワークショップの開始直前に緊張し始めている自分がいたら、それを抑えようとするのではなく、むしろ緊張のピークを開始前で越えてしまうようにするのだ。
  • とはいえ、どれだけ準備していても本番でアガってしまうことはある。そういうときには、「時間をもらう」か「諦めて次に移る」と渡邉は言う。このとき、どちらにしても「今緊張していて、言うことを忘れてしまって…」と参加者に素直に伝えることが重要だ。
  • 慣れていない人ほど、緊張を悟られないようにしようとすることが多い。しかし、熟達しているファシリテーターのなかには、冒頭で「すいません、今緊張してまして…」と言う人もいるほど。参加者も「あ、ファシリテーターも緊張してるんだ!」と知ると「じゃあ、協力して場を作っていかないと」と思ってもらえることもあるのだ。
  • また、身体の状態に目を向けるのも重要だ。アガっているときには、呼吸が浅くなっていることが多いので、意図的に呼吸をゆっくりにし、ちゃんと吸う/ちゃんと吐くようにすることも効果的だ。
  • このように、自分の身体のことを知ることは、コンディションを整えるためにも、自身がもつ雰囲気をファシリテーションにうまく活かすためにも、重要となる。
  • 【お知らせ】今後、ファシリテーションラジオに取り上げてほしいテーマがありましたら、ぜひTwitterなどでお寄せください。

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