CULTIBASE Radioは、人やチームの創造性を高める知見を音声でお届けします。 CULTIBASE Radio デザインの2回目では、株式会社MIMIGURIの小田裕和と瀧知惠美が、「事例から考える「デザインマネジメント」のポイント」をテーマにディスカッションしました。
- 前回に引き続き、デザインマネジメントについて話していく。今回紹介したいのは、その事例。
- 1つ目は、Googleの Google Homeだ。デジタルガジェットと言えば「プラスチックで青い光」と機械らしいものだったのを、可愛らしく「昔からそこにあったかのようなテクノロジー」へと転換した。
- ここにはあるデザイナーの活躍がある。ハードウェアデザイン部門を率いるアイビー・ロスだ。彼女は元々ジュエリーデザイナーだった。
- いわゆる「デジタルガジェットらしさ」を、組織文化から覆していくそのプロセスは、デザインマネジメントの例として最適だ。
- もう1つは、田子學さんと三井化学による共同プロジェクト。
- 素材メーカーでは一般に「ある機能をもった素材を作る」という計画性が重視される。しかし、そこに田子さんは「失敗作を持ち寄って活用方法を考える」というプロセスを持ち込んだ。
- マネジメントというと「いかに計画通り実行するか」であると捉えられがちだが、このように「気軽にやってみる活動から、感覚を使って新しい可能性を見出していく」方向も重要だ。