新規事業が生まれ、育つ組織の関わり方 -個人の想いが事業化するまでのプロセスとは

2021.12.14/108

12/11(土)に開催された『新規事業が生まれ、育つ組織の関わり方 -個人の想いが事業化するまでのプロセスとは』のアーカイブ動画です。食物アレルギー対応サービス「matoil(マトイル)」を今年10月に立ち上げた谷美那子さんと、matoilのプロデュースを行った株式会社スマイルズの吉田剛成さんと林大輔さんをゲストにお迎えしを新規事業開発のプロセスを個人と組織の両方の視点から紐解きます。

チャプター

00:11 イントロダクション(登壇者紹介・チェックイン・本日のテーマについて)
10:30 話題提供(1):食物アレルギー対応サービス「matoil」の事業概要
20:30 話題提供(2):「matoil」立ち上げのきっかけとプロセス
32:55 対談(1):新規事業が生まれる組織の風土・関わり方
50:22 対談(2):組織の「探索」を後押しする理念・パーパスの役割
01:04:25 対談(3):「matoil」のブランドデザインに込めた想い
01:17:55 パネルトーク:人を巻き込む関わり方を探究する
01:30:08 今後のイベントお知らせ・アフタートーク

イベント概要

組織に所属する個人が自らテーマを企画し、事業化を目指す「ボトムアップ型の企業内起業」の動きは、企業が新たな境地を「探索」するための取り組みとして、今後ますます重要視されることが予想されます。

企業内起業においては、組織内での関係性がその成功を大きく左右することが知られています。組織の起業プログラムやリソースをうまく活用すれば効率的に準備を進められますが、他方でそうした状況が既存事業とのリソースの奪い合いを誘発し、対立を招くケースも多く報告されています。立ち上げ担当者の中からは、「既存事業メンバーから懐疑的・否定的な意見を受けた」や、「上司から一貫性のない場当たり的な指示・指摘を受けた」など、母体となる組織内での関係性の不和が大きな障害となったという声もよく耳にします。

個人の挑戦を歓迎する関係性が組織やチームになければ、たとえ新規事業に繋がる強い想いを持っていたとしても、最初の一歩を踏み出すことすら困難です。それでは、個人の想いが健全に育まれ、新規事業として実を結ぶためには、組織・チームとしてどのような「関係性のつくり方」が重要になるのでしょうか。

本イベントでは、京セラ株式会社の新規事業アイデアスタートアッププログラムを通じて、食物アレルギー対応サービス「matoil(マトイル)」を今年10月に立ち上げられた谷美那子さんをゲストにお迎えし、新規事業開発のプロセスを当事者目線で振り返りながら、その実践知に迫ります。

また、イベント中盤には、MIMIGURI・小田を聞き手として、「matoil」の立ち上げに伴走し、プロデュースを行ってきた株式会社スマイルズから、ブランディングの戦略策定を担当された吉田剛成さんと、サービス設計、コミュニケーション開発を担当された林大輔さんのお二人にお越しいただいた鼎談を配信します。社内外で魅力的な新規事業を精力的に展開し続けるスマイルズが大事にする、個人の想いの醸成する組織文化のエッセンスを学びながら、個人と組織の両方の視点から知見を紡いでいきます。

ゲスト(敬称略)

谷 美那子 Tani Minako

matoil 代表
京セラ株式会社 経営推進本部 本部室 Sプロジェクト2課 責任者
金沢美術工芸大学製品デザイン専攻を卒業後、三洋電機に入社。京セラへの転籍後、通信機器事業本部にて国内、及び北米向けスマートフォンのUIUXデザインを担当。ボトムアップによる新規事業創出の取組みとして実施された社内Start Up Programの選考を通過し、2020年4月より現職にて新規事業開発に従事。自身の原体験から、食物アレルギーの課題解決をテーマとして活動し、食物アレルギーや嗜好に合わせて食事の機会を提供するサービス「matoil」を立ち上げ、2021年10月より事業検証を開始。誰もが食べたいもの、食べられるものと出会い、選ぶことを楽しめるように、当事者だけが課題を抱えることのないソーシャル・インクルージョンの実現を目指す。

吉田 剛成 Takenari Yoshida

株式会社スマイルズ クリエイティブ本部長 Smiles:PROJECT&COMPANY|ディレクター / ビジネスプロデューサー
2008年スマイルズ入社。Soup Stock Tokyoでの店長業務、人事部採用担当を経て、2013年から2015年にかけては経済産業省クリエイティブ産業課へ出向。中小企業の海外展開事業「MORETHAN PROJECT」、「The Wonder 500」、海外向け情報発信サイト「100 Tokyo」を立ち上げに参画。現在は、スマイルズが手がける外部案件のコンサルティング、企画・プロデュースなどを担当。マトイルPJではブランディングの戦略策定を担当。

林 大輔 Daisuke Hayashi

株式会社スマイルズ Smiles:PROJECT&COMPANY|クリエイティブディレクター
早稲田大学法学部卒業後、株式会社ボストン・コンサルティング・グループ等の経営コンサルティング会社に勤務。成長戦略策定などのシリアスなビジネスの現場を生き抜いた後、「もっと身近な人の顔が浮かぶ仕事をしたい」とUX/UI系制作会社のプランナー職に転向。サービスデザインやデザインディレクションに携わる。前職は、創業まもないデザインファームでのCDO職。自治体やメーカー、小売業、スタートアップなど、業種・規模の垣根なくブランドづくりや事業開発を手がける。「ブランドは人なり」のスマイルズの哲学に共感して、2020年からクリエイティブチームにジョイン。マトイルPJでは、サービス設計、コミュニケーション開発を担当。

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