「デザインの時代」はいつ終わるのか?:教育から考えるデザインのこれから

2021.10.27/92

10/23(土)に開催された「『デザインの時代』はいつ終わるのか?:教育から考えるデザインのこれから」のアーカイブ動画です。

■イベント概要
1951年に松下幸之助が「これからはデザインの時代」と語ってから、およそ70年の月日が経とうとしています。そしてその言葉通り、現在デザインは私たちの生活や社会全体に広く浸透するところとなりました。

他方で、デザインの領域は日々拡張を続けており、デザイナーに求められる職能の幅も広がり続けています。また、昨今急速に広がるデジタル化の流れを見ても、今もなお「これからはデザインの時代」と言われ続けているように思えます。

「デザインの時代」はまだまだ続くのでしょうか。それとも、すでに終わりが見え始めているのでしょうか。本イベントでは、「教育」という観点を切り口に、「デザインの時代」の真っ只中を生きる私たちの“現在位置”について議論します。

今や高等教育のカリキュラムを紐解けば、デザインと名のつく授業を必ずと言っていいほど目にする時代となりました。また、この流れは今後もさらに加速していくことが予想されます。一人ひとりが当たり前にデザインを使いこなす未来が到来した時、私たちのデザインを取り巻く価値観や、デザイナーとしての職能はどのように変化しているのでしょうか?

本イベントでは、ゲストに長尾徹先生(千葉工業大学 副学長/創造工学部デザイン科学科教授、一般社団法人 ブランディングデザイン協会 代表理事)をお招きします。デザイン実践を志す人向けの教育のあり方を主な関心領域として掲げている長尾先生から、アカデミックや企業・地方公共団体との共同プロジェクトの中で取り組んできた教育デザインに関する実践的な研究や実践についてお話を伺い、「デザインの時代」の全体像について話題提供をいただきます。その後、長尾先生の“教え子”としてデザイン領域で博士号を取得した株式会社MIMIGURIの小田裕和を聞き手として、「デザインが本当の意味で浸透した未来」について対談形式で知見を深めていきます。

パッケージ

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