職場の創造性を高めるルールのデザイン

2021.08.16/103

私たちは、家族やチームでの小さな約束事から法律に至るまで、日々様々なルールに接しています。

「ルール」と聞くと、「秩序をもたらす反面、制約をもたらす窮屈なもの」と捉える方も多いかもしれません。創造性やイノベーションの阻害要因と捉えてしまっている方もいるのではないでしょうか。

しかし、チームの創造性を引き出すためには、適切に「自由」と「制約」をデザインすることが必要であると様々な研究からも示唆されています。きっと、チームの創造性や効率性を最大化するルールをつくることも可能なはず。

では、チームの創造性を高めるにあたって、ルールはどのようにデザインすると良いのでしょうかか?はたまた、私たちは創造的に働くためにどのようにルールと付き合っていくとよいのでしょうか?

本イベントでは、こうした問いに答えるため、法律家であり、現在開催中の企画展「ルール?展」の展覧会ディレクターチームの1人でもある水野 祐さんをゲストにお招きします。

ルールといえば、CULTIBASEでもこれまで「”参加者自身がルールを考え、場をつくりだしていくこと”が、オーナーシップを育むことにつながるのではないか?」や「なぜ人はルールで規定された場所(公園)で遊ぶのはなく、敢えて怒られる可能性がある場所(路上)で遊びたくなってしまうのか?」といった本イベントに関連するようなテーマについても取り扱ってきました。今回はこうしたテーマにも触れながら、「ルールのデザイン」そのものにも焦点を当てていく予定です。

チームや職場の創造性を高めるための仕組みや環境を構築していきたい方、マネジメントやファシリテーションにおけるルールの活用に興味がある方、”遊び”そのものについて探究したい方などにおすすめのイベントです。ぜひお気軽にご参加ください。

※本イベントは、チャット等でのインタラクションは予定しておりますが、耳だけの参加も可能です。他の受講者に声や顔が見えることはありません。

ゲスト

水野祐
法律家。弁護士(シティライツ法律事務所)。九州大学GIC客員教授。Creative Commons Japan理事。Arts and Law理事。慶應義塾大学SFC非常勤講師。note株式会社などの社外役員。著作に『法のデザイン −創造性とイノベーションは法によって加速する』、共著に『オープンデザイン参加と共創から生まれる「つくりかたの未来」』など。
Twitter : @TasukuMizuno

事前に見ておくとおすすめの参考動画/参考資料

本イベントの前に見ておくと、さらに内容の理解が深まる動画や資料を共有します。もちろん、事前にご覧いただかなくても、本イベント自体はお楽しみいただけます。ご興味・ご関心のある方はぜひ事前にご覧ください。

▼私たちの組織に”遊べる路上”はあるか
『Tired Of』編集長、レーベル 遊と暇代表の渡辺龍彦さんにお越しいただきました。路上空間とは、公共の場であると同時に、予期せぬ遊びが生まれるプレイスペースにもなり得ます。雑誌のコンセプトや、創刊号で紹介している国内外の路上における遊びの事例とともに、組織における”路上的な場”をいかにしてつくるのか?について探究しています。
https://cultibase.jp/paid-video/6437/

▼アートが育むオーナーシップ:参加者自身が創る遊び場
本動画ではミュージアムにおけるリテラシー教育や美術教育において、ワークショップやファシリテーションの手法を用いて「学校の外の教育」を実践してきたミュージアムエデュケーター会田大也さんをゲストにお迎えして、アートを通してオーナーシップがどのように育まれていくのかを探究しています。
https://cultibase.jp/paid-video/5092/

▼「あそび」とルールメイキング:水野祐が考える新しい社会契約〔あるいはそれに代わる何か〕Vol.2[WIREDより]
上記の「アートが育むオーナーシップ」で会田さんが紹介されている「コロガル公園」を引き合いに出しながら、「あそび」と「ルールメイキング」の関係性について水野さんが考察されています。
https://wired.jp/2020/04/18/new-trust-new-social-contract-2/

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