組織変革のトリガーは「痛み」か、あるいは「遊び心」か?

安斎 勇樹

2020.09.07/ 6min read

組織開発や組織変革が難しい理由を一言でいえば、長年かけて構築された堅牢なシステムは、そう簡単には変わらないからです。

生まれたてのベンチャー企業であれば別ですが、ある程度の時間をかけて文化と仕組みが形成されてしまったシステムに対して外側から部分に対して強い衝撃を与えても、一時的に形状が変わったり、表皮に傷がついたりすることはあれど、すぐに元に戻ってしまいます。

これは一人の人間についても同じことが言えます。学習観、お金の価値観、恋愛観、食事の好み、コミュニケーションの癖など、長い年月をかけて形成されたものの見方や信念は、境遇や年齢の変化によって少しずつ変化し続けるものですが、大きな失恋など、日常を揺るがすショッキングな事件が起こらない限り、ある日突然ガラリと根底が変わってしまうことはなかなかありません。

他の例をあげれば、「歯の磨き方」がこの数ヶ月で変化したという方は、あまり多くないのではないかと思います。多くの人にとって「歯を磨くこと」は毎日行う重要な作業でありながら、習慣化されたルーティンワークであり、日々の試行錯誤によって上達することもなければ、毎日変わらぬ同じ作業に飽きることもないし、虫歯や病気にでもならない限りは「果たしてこの方法でよいのだろうか」と問い直されることもないでしょう。

目次
組織システムを「痛み」から変えていくアプローチ
組織変革の”楽しくなさそう”問題
遊び心で変化を生み出すアプローチ


 

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