コーポレートアイデンティティのリニューアルにおいて回避するべき9つの落とし穴

安斎 勇樹

2020.08.21/ 10min read

企業のビジョンやミッションの見直し、中長期的な計画の策定のタイミングでは、CI(コーポレート・アイデンティティ)のリニューアルプロジェクトを立ち上げ、理念のステートメントや、CIデザイン、ブランドガイドライン、コーポレートサイトなど、各種クリエイティブに落とし込むことでリブランディングを図ることが一般的です。

東日本大震災やリーマンショックのときがそうだったように、この時世だからこそ、企業として核とするアイデンティティを見つめ直し、2020年代の再始動のための「仕込み」にしたいと考えている経営者、担当者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ROIの高いCIリニューアルプロジェクトの要件とは

CULTIBASEが理念として掲げる“Creative Cultivation Model”においても、CIは「PHILOSOPHY」として、組織レベルの創造性を支え、横軸で組織と事業に「意味」を与える心臓として位置付けています。ブランドの核であるCIを定期的に見直しアップデートし続けることは、組織の創造性を保ち、イノベーションを起こし続ける上で必須です。

Creative Cultivation Modelの横軸:CIは組織と事業に意味を与える心臓である

ただし、企業とは人の集合体であり、そこで働く個人やチームの存在なくして、CIについて考え直すことはできません。良いCIがあるからこそ、チームのコミュニケーション(関係性)の質が変わり、個人が納得度を持って生き生きと働くことができる。また個人の内発的動機が起点となって、チームから対話が生まれ、CIそのものがボトムアップに揺さぶられ、現場から再解釈されていく。そのような「縦のライン」を接合させていくことが、「CIを組織の心臓として機能させる」上で必要です。

Creative Cultivation Modelの縦軸:組織のCI・チームの関係性・個人の衝動の接合

このように、CIが組織の心臓であることを意識してプロジェクトを推進すれば、CIリニューアルプロジェクトは企業のイノベーションの土壌を改革するROIの高い組織開発プロジェクトとなりえます。ところが、単なる表層的な「見栄え」の印象を刷新するプロジェクトとして推進してしまうと、CIリニューアルプロジェクトは失敗に終わります。

CIリニューアルプロジェクトにおいて陥りがちな9の失敗パターン

CIリニューアルプロジェクトを推進する際に意識的に回避するとよい落とし穴的な失敗パターンを9ケース紹介するので、プロジェクト設計の参考にしていただければと思います。

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