規定の時間内で高い成果を生む、タイムマネジメントのコツ:連載「ワークショップ・ファシリテーションのヒント」第7回

規定の時間内で高い成果を生む、タイムマネジメントのコツ:連載「ワークショップ・ファシリテーションのヒント」第7回

水波洸

2021.02.28/ 15min read

本連載「ワークショップ・ファシリテーションのヒント」では、「明日の実践ですぐ使える」ことをコンセプトに、実践に役立つちょっとしたファシリテーションのヒントを紹介します。

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第7回となる今回は、ワークショップの成果を充分に引き出すための「タイムマネジメントのコツ」について、役立つ知見をお届けしていきます。

ワークショップの本質的なポイントの一つに、「プロセスから学びを得る活動である」という点が挙げられます。何かしらの作品やアウトプットを協同的に制作し、その途中で行なったコミュニケーションを通じて他者のまなざしや価値観に触れ、そこから学びや気づき、創発を生み出していく。そのプロセスがどれほど充実しているかによって、ワークショップの質は決定づけられるといっても過言ではありません。そして、参加者が良質なプロセスを歩めるようにプログラムを設計し、ファシリテーションを行なうことが、ワークショップ実践者の役割でもあります。

そのようにプロセスを重要視するファシリテーションだからこそ、タイムマネジメントは常に気を配るべき重要なポイントの一つです。協同的な活動こそワークショップの醍醐味であるにも関わらず、最初のイントロダクションやアイスブレイクで時間を使いすぎ、肝心のメインワークで充分な時間が取れずに不完全燃焼で終わってしまったのでは、元も子もありません。

とはいえ、ワークショップのタイムマネジメントは言うほど簡単ではありません。なぜなら、先ほども述べた通り、ワークショップは他者とのコミュニケーションを通じて行なわれるものであり、ある種の偶然性や即興性の中で学びを生み出していく活動であるからです。例えば、プログラムを設計するにあたって、ワークの時間設定がどれほどならば適切なのか頭を悩ませたり、ファシリテーションを行なう際にも、グループ内のディスカッションが盛り上がっている中で、ファシリテーターとしては次のワークに進みたいけれども、この豊かな時間に水を差したくない…と葛藤したりといった経験に覚えのある方も多いのではないでしょうか。

また、ワークショップでは、当日の状況や参加者の様子から、その場でプログラムや振る舞い方を変化させることも珍しくありません。そうした中でもプロフェッショナルとして時間内に納め、充分な成果を引き出すためには、一定の経験に基づく確かな時間感覚が必要とされます。しかしながら、こうしたスキルは一朝一夕で身につくものではありません。
そこで、ワークショップを実践し始めた人には、「事前にタイムマネジメントをしやすいプログラムデザインを組んでおく」「道具を有効に使う」など、テクニックの面でカバーすることをまず学んでおくことも大切だと考えています。今回の記事では、そうしたワークショップのタイムマネジメントに役立つヒントを5つお届けします。

■今回紹介する5つのヒント
「ワークの時間は短めに設定し、バッファで調整する」
「自己紹介のタイムキープを参加者に任せる」
「プログラムは途中で修正されることを念頭に置きデザインする」
「収束を促したいタイミングでワークシートを配る」
「後半に時間的余裕を持たせて設計する」

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