保護中: 【Lab会員限定記事】オンライン下でもプログラムが効果的にワークする場づくりのコツ(連載「ワークショップ・ファシリテーションのヒント」第5回)

保護中: 【Lab会員限定記事】オンライン下でもプログラムが効果的にワークする場づくりのコツ(連載「ワークショップ・ファシリテーションのヒント」第5回)

水波洸

2021.02.20/ 20min read

本連載「ワークショップ・ファシリテーションのヒント」では、「明日の実践ですぐ使える」ことをコンセプトに、実践に役立つちょっとしたファシリテーションのヒントを紹介します。

グループの多様性を尊重し、豊かな創発に繋げるコツ(連載「ワークショップ・ファシリテーションのヒント」第4回)

第5回となる今回は、「オンライン下でもプログラムが効果的にワークする場づくりのコツ」をお届けします。

コロナ禍によるオンライン化にともない、ワークショップを取り巻く状況も大きな変化の時を迎えています。対面(オンサイト)による実践ができなくなって以降、多くの人が現在も試行錯誤を続けている最中にあるかと思います。中には、それまで当たり前に実施してきたワークができなくなり、ワークショップの開催自体を諦めてしまっている人もいるかもしれません。それでもあえてポジティブな側面を指摘するとするならば、いまの状況はある意味、「新しいツールに否応なく触れなくてはいけない状態」にあり、実践者としての幅を広げられるチャンスでもあります。コロナが収束しても、遠くに住む方と気軽にワークショップを実施する場合など、オンラインによる実践が行われるケースは多々想定されます。今後そういった活動もできるように、今のうちに慣れておくことも大切だと考えています。

そうした中で、今後オンライン・ワークショップの実践力を高めていきたい人は、どのようなポイントを重視すべきなのでしょうか。Zoomなどのツールに慣れておくことは大前提として、それ以外のポイントとしては、「従来のやり方の”オンライン化”を目指さない」ことが挙げられます。対面で行っていたワークショップを無理やりオンラインで行おうとしても、おそらく”劣化版”にしかなりません。それならば、オンラインだからこそ新たにできるようになったことを貪欲に取り入れて、「ワークショップの目的は変えないが、プロセスは大きく作り変える」姿勢で臨むほうが、結果的には良い実践になるはずです。そうした転換を行うためには、一定以上のプログラムデザインの技能が求められますが、この技能はコロナが収束した以降、対面でのワークショップを設計する時にも確実に活きるものです。そのように長期的な視点に立って、実施と修正を繰り返していくことが実践者として求められるスタンスと言えそうです。

また、当日のファシリテーションに関しても、確かにツールの操作方法や参加者との関わり方など、新たに学んだり慣れたりしなくてはならないことも多くありますが、「設計したプログラムを前提として大事にしながら、それが円滑に行われるようにサポートする」という基本的なスタンスは変わりません。また、実践者としてはどうしても従来のやり方と比較するかたちで、「できなかったこと・しにくくなったこと」に目が向きがちですが、ファシリテーションの困難さを無理に解決しようとするよりも、その困難さをプログラムデザインや事前のアナウンスなどの場づくり・関係性づくりの観点からカバーしようとするほうが効果的な場合もあります。

料理や演劇などその他の技芸と同様に、ワークショップに”完璧”は存在しません。そのため、実践者には常に自らの設計や振る舞いを振り返り、技能を磨き続ける姿勢が求められます。そうしたプロセスをできる限り楽しいものにするためには、”オンライン化”にまつわる問題も、「今すぐ解決すべき課題」とするのではなく、長期的・総合的な視点に立った上で少しずつ良くしていくものとして捉えるほうが、適切に向き合えるのではないかと感じています。
こうした前提を踏まえた上で、本記事では 設計したプログラムを活かすという観点を重視しながら、オンラインにおけるファシリテーションのヒントを「状況」「行動」に分けて紹介します。ぜひ参考にしてみてください

■今回紹介する5つのヒント
「プロセスを4パートに分ける」
「必要な環境や機材を事前にアナウンスする」
「サブファシリテーターをアサインする」
「ボディランゲージでわかりやすくリアクションしてもらう」
「休憩を40分から60分に一度取る」

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